2017年10月18日 (水)

母のお仲間

 
 母が去年6月からお世話になっている特別養護老人ホームは、要介護3以上の人が対象。
 
 中には運動機能の衰えで入居されている方もみえるけれど、ほとんどは認知機能が低下してらっしゃる。
 
 それでも個人差があり、お部屋に冷蔵庫やテレビも入れて『食事の支度や洗濯・掃除をしなくて良くて私も入居したい』くらいの 優雅な生活をしてる方もみえる。
 
 大勢のお年寄りが一緒に暮らせば起こりそうな入居者同士の諍いが無い(私は見た事がない)のは、やっぱり皆さん、認知機能が低下していて人様の事が気にならないからかなぁ・・・とも思う。
 
 そんなお仲間さん達の中で、Tさんは 私の事を認識してくれている。
 支援員さんと区別がつかなくて「お姉ちゃん、トイレに行きたいんだけど」と声をかけられる事もある中で、Tさんは 私を見るとにこっと笑って
「よぉ 来てくれたねぇ。この方はお幸せだねぇ」と いつも言ってくださる。
 支援員でなく家族だって認識してくれてる。
 
 母におやつを食べさせていると、いつも隣に来て(普段から、食事の時は母の向かい側に座って、母のお世話をしてくれると支援員さんから聞いている)おしゃべりをする。
 
Tさんが私にかけてくれる言葉。
①毎日 よくやってくれるわねぇ。
(週一でしか来てないんだけど、毎日来てると思われてる)
②貴女は親孝行の優しい娘さんだねぇ。
(でも時々「この方は 貴女のお姉さん?」と尋ねられる事も)
③親は一人しかいないから、命ある限り、来てあげてね。
④失礼だけれど、貴女はご結婚は?
→結婚してると答えると
⑤ご主人も優しい人なんだねぇ。 ご主人の理解がなければ、貴女もここには来られない。
(毎日来てると思ってるからね)
⑥ご主人は素晴らしい人。 失礼だけれど、こんなお母さんがいるのを承知で結婚されたんだから。
(結婚した時は、母はまだ認知症じゃなかったけどね^^)
⑦ご主人にも感謝してね。 ご主人のご両親も大事にしてあげてね。
⑧お母さん、こんな風になってしまって・・・可哀相で・・・と泣く。
 
これらの組み合わせが変化しつつ、ほぼ毎回 こういうやり取りをする。
矛盾したり、実際とは違う事も、私は「はい」「そうですよね」「ありがとうございます」と 毎回 答える。
 
  Tさんの眼差しや笑顔や言葉が 私には嬉しい。
 
 そして、数年前の母だったら、Tさんとは とても良いお付き合いができただろうと思う。
 そんな想いをTさんに伝えるんだけど、少々 難聴も進んでいる様子で 長いセンテンスは通じてないのがわかる。
 
 それで先日 お手紙を渡した。
「読んでいいかしら?」
「はい、読んでください」
 
 読み終わると涙ぐみながら「ありがとうねぇ」と 手紙を封筒にしまった。
その封筒を膝の上のタオルに挟む。
 あ~忘れちゃわないかな・・・タオルと一緒に洗濯されちゃわないかな・・・と、一瞬思うけれど、すぐにタオルから封筒を出して
「これ、読ませてもらっていい?」と。
 私が手紙を渡した事は覚えてるけど、今 読んだ事は忘れてるのね。
 
「はい、読んでください」
「まぁ・・・」と感嘆の声を漏らしながら読み終えて 2回目の「ありがとうねぇ」
 
 以前から、母の名前、私の名前は おしゃべりの中で何度も口にしてたけれど、手紙を読んで初めて
「私の妹とお母さんは同じ名前」
「私の上の娘は あなたと同じ名前」と教えてくれた。
「すごく不思議なご縁ですねぇ!」と また会話が弾む。
 
 一週間後、支援員さんが「ゆうこさんがTさんにくださったお手紙を娘さんが読まれて、感謝してましたよ。 お会いしたいって おっしゃってました」と。
 あぁ…ちゃんと娘さんにも見せてくれたんだ。 支援員さんが無くさないようにして渡してくれたのかもしれない。
 
 ここ3週間続けて母におやつを食べさせることができてない。
一度はずっと寝ていて、どうしても起きなかった。
二度目は、車椅子でリビングのテレビの前に居たけど、おやつを口元に持って行っても どうしても口を開いてくれなかった・・・。
 支援員さんから「お昼から開いてくれないんですよ・・・」と聞かされた。
今までにも時々こういう事はあった。
 歯が痛いとか、喉が痛いとか、何か食べたくない事情があるんだろうな。
でも表現できない・・・可哀相な母。
 
その後、施設に問い合わせて「ちゃんと食事されるようになりました」と聞いて安心したけど、昨日は また車椅子に座ったまま 目も口も開いてくれなかった。
 ストローでお茶を飲ませようとしても、吸い上げなくなった・・・。
「お昼はお好み焼きを一枚 召し上がりましたよ」なので、お腹がいっぱいだったのかなぁ。
 こうして『おやつを食べさせる』事さえもが どんどんできなくなっていくのかもしれない。
 
 目をつぶっていても、眠っているわけでも無さそうなので、手指をマッサージしたり、腕を上げ下げさせたりする。
 触れている私の指を急に握る・・・ああ、まだこれくらいの力はあるんだ。
 アルツハイマーを発症して、まだらボケだった頃、母は私が触れると
「年寄り扱いしないで」と嫌がったけれど、今はされるがまま。
 それを良い事に、私は母にいっぱいいっぱい触れる。
 嚥下障害を起こさないように、歯医者さんが定期的にケアに来てくれるので、私も母の頬や口元をマッサージする。
 母の頭を抱きしめて、もう一方の手で母の手を握る。
 
 Tさんが そんな私たちを見て また「こんな風になってしまって可哀そうに。だけどあなたが来てくれるから この方はお幸せ」と涙ぐむ。
 
「もう私の事もわからないんですけどね」と答えると、Tさんも支援員さんも
「絶対に分ってますよ」と口をそろえる。
 
 聴こえないであろう母の耳に口を寄せて
「お母さん また来るね」と大きな声で言い、Tさんにも手を握って「お元気でいてくださいね。お邪魔しました」と伝える。
 「ご苦労様でしたね。また来てやってくださいね」とTさん。
 母との時間は あとどれくらい残されているんだろう。

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2017年10月12日 (木)

ちょっと安心

 
 7日、レノファ山口戦で『寿人・玉さん』のアベックゴールもあって勝利し、J1復帰に少し近づけた気がする。
 
 山口での試合には、サンフレッチェ広島のファンサポーターさん達が『グランパスの寿人・宮原和也くん』と『レノファの一誠くん』を見る為に 大勢 行くと予想されてた。
 
 私の広島の友達も行くと聞いた。
 
 移籍してもなお、応援してくれる人たちの前で、活躍してゴールできたらいいなぁ・・・寿人は そうういうのモッテルから あるかも!と 期待はしてた。
 
期待通りのゴールと活躍だった。
 
 試合後、ゴール裏のグランパスサポーターさん達(おそらく赤い物を身に着けたサンフレッチェ広島のファンサポーターさん達も混じってたはず)とマイクでやり取りし、求めに応じて グランパスのチャントを歌う寿人の動画が公開された。
 
へぇ~~寿人、あんなに歌 うまいんだ~~☆
すごくよく通る声。
 
 嬉しそうな輝く笑顔で、サポーターさん達と心を一つにし、お互いがエネルギーを供給しあえる関係を見事に構築したなぁ。
 
 
 後日、サンフレッチェのファンサポーターさん達が ネットで「輝く寿人が見られて幸せ」「楽しそうにサッカーしてて良かった…グランパスの寿人だと思うと寂しいけれど」と 口々に感想を述べてるのを見て嬉しかった。
 
 この夏、サンフレッチェ広島が降格圏まで落ちた時
「こんな時 寿人が居てくれたら」
「寿人がどれほどの役割を果たしてくれてたのか痛感する」と 広島の友達から何度も聞いた。
 
 グランパスで あまり活躍できていなかった時期、私にも嬉しい言葉だったと同時に
『移籍しない方が良かったかも…あのまま広島で大事にされながら引退するべきだったかも』と 心を痛めもした。
 
 
 グランパスでは かつて『嫌なFW』だった寿人が味方になった事で百人力を得たつもりが、期待ほどのゴールが無くて サポーターさん達をガッカリさせた。
 
 マスコミやファン対応の良さで評価はされても「いくら人柄が良くても プレーで魅せてくれないと移籍してきた意味が無い」とも言われた。
 
 それが今や(ゴール数は まだ期待に達してないでしょうけれど)グランパスサポーターさん達にも愛され信頼されているのを感じる。
 
 寿人は自分の決断を後悔するような状況にはしない。
最終的には絶対に「決断して良かった」と思えるように 並々ならぬ努力をする人だと知ってるけれど、弱っちいヒサ婆は、目先の事にとらわれて悲壮だった。
 
 あぁ…良かった。
 今は 移籍して良かったと 私も思える。
 
 サンフレファンサポーターさん達も グランパスで寿人がくすぶってたら、移籍を認めた事をずっと後悔するし、寿人の決断さえもが納得できないって蒸し返す。
今の状態なら 『寂しいけれど、寿人が充実してるのなら良し』と思ってくれてるんじゃないかな。
 
 きっと寿人も あのまま広島に居たら味わえなかったであろう手ごたえを感じて 毎日が充実してると想像する。
 本当に良かった。
 
 さあ、ここからです!
 
 J1復帰に向けて前進したと書いたけれど、自動降格ラインにはまだ遠く、高い壁を越えて行かなくてはいけない。
 
 寿人は「人生を懸けて」と語ったらしい。
大げさじゃなく、愛するチームからの移籍・家族の引っ越しは、本当に人生を左右する決断だったはず。
 
 最後に 寿人本人が「移籍して良かった」と思えるように。
グランパスサポーターさん達が「寿人 本当に来てくれてありがとう!」と思ってくれるように。
 
 
怪我するな!
シーズン最後まで全力でプレーできますように!
 
 
 

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2017年10月 8日 (日)

成れの果て・・・

 
 6月29日に『ベランダのプランターに生えた謎の植物』をブログで紹介した。
 続いて 8月21日には、かなり大きく育った事を書いた。
 「もしかして樹になるつもりなのか?」とさえ思ったけれど…。
 はい、午前中しか日が当たらない我が家のベランダの小さな小さなプランター…やはり樹になるのは無理だったようです。
 太い茎から生えた枝の葉は どんどん枯れて落ちていき

Img_3832

 こ~んなにみすぼらしい姿になってしまいました。

 共生していた「ここちゃんポトス(写真の左下)」は、健気に育っているので、そろそろこちらを本格的に育成する為にプランター全域を譲り渡すべきかも。

 

 …でも まだ『謎の植物』を抜く(…いや これはもう「切り倒す」だね)決断はできず。

 台風にも耐えたから、簡単には折れなさそう。

 最期はどうなるんだろう?

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2017年10月 2日 (月)

ここちゃんの運動会♪

 
 小学校初めての運動会に行ってきました。
 
 前日午後5時から家族の席取りが許可されるそうで、カッカは様子見がてら「席取り合戦」に参加したとのこと。
 観覧用に元々設えてあるらしい広い段差の良い位置にシートを敷いて確保しておいてくれた。
 
 前日に連絡を貰って「へぇ~初めてなのに こんな良いところ取れたんだ~」と思っていたけど、行ってみてびっくり!
 
 ここはリゾート地ですか?!
 
 丸三角形のワンタッチで設営できるテントはあるだろうと思ってたら、そんなのはわずか。
支柱を4本立ててきっちり屋根をつくる本格的なテントが所狭しと立ちならぶ。
 その下には椅子もテーブルも完備。
 そりゃ一日のんびり楽しめるわ~。
 
 去年までの幼稚園の運動会のプログラムも時代を感じるおしゃれな物だったけれど、小学校は更に進む。
 演目の題名にも すぐに流行をうまく取り入れてる。 先生たちのセンスなんだろうなぁ。
 
  リズムダンス、男子児童が真面目な顔してポンポン振ってるのもほほえましい。
 私たちの頃と違って『男の子が躍る』のは カッコいいもんね。
 そもそも、私の頃は、ダンスは女子のみだったわ。
…もう50年以上前の話だ。
 
小学校の体操服を着たここちゃんは また少しお姉さんになって見える。
でも高学年の児童を見ると、1年生はまだまだ小さくて幼い^^
 
 写真の公開は自粛しますが、ジャンプして玉入れしてるここちゃんが可愛く撮れました☆
 
 お昼ご飯は家族と一緒に食べる。
 これも今や当たり前なのね。
 ここちゃんとこは、アッタンマン・カッカ・アッタンマンのご両親と妹さんとそのお嬢さん(ここちゃんの従姉)・カッカのお母さん・私達夫婦の9名。
 これが特別大所帯に見えないくらい 他も盛況☆
 
カッカが5時起きで作ったお弁当を 秋風に吹かれながら 桜の葉っぱが散り落ちるのに驚きながらみんなで食べた。
 美味しいねぇ~~楽しいねぇ~~~♪
 子供の居ない私達夫婦が こんな時間を味わえるなんて幸せ。
 
 午後からは ここちゃんのかけっこ。
 安定の3位。
 後で写真を見ると綺麗なフォームで走ってるので、もっと速そうなんだけど。
 
 応援合戦も高学年児童が音頭をとって 一生懸命で感動した。
 運動が苦手だった私は 中学も高校も応援合戦が一番 一生懸命になれたけれど、こんな風に客観的に見て感動したのかなぁ。
 
 去年までの幼稚園の運動会は 健気さが可愛くて涙が出た。
小学校は そこにちょっぴり「青春の香り」が混ざるので、また違う感慨深さがある。
 
 全児童参加の大玉転がし…どうやるんだろう?と思ってたら、まあシンプルで楽しくてわかりやすくて^^
 わたしもやりたかった!

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 翌日、グランパス対FC岐阜のサッカーの試合観戦に岐阜まで行くので、私達夫婦は高学年の組体操の途中で出て来た。

 

 運動会の最後は、各クラスから2名ずつ選ばれた選手によるリレーで、感動したとカッカからメールが来た。

 幼稚園でも最後のクラス対抗リレー(全員が出場)は 一生懸命さがいじらしく、またすごい走りをする子が居たりして面白いし感動的だった。

 小学校なら もっと本気で 見てる方も引き込まれただろうな。

 クラス代表を決める前 ここちゃんは家で「選ばれたらどうしよう」と本気で心配してて「ないない!」とカッカは大笑いしてたそう。

 夢のような秋の一日でした♪

 

 

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2017年9月20日 (水)

さつま芋のお供

 
 ドラッグストアのポイントが溜まって(残念ながら神様のポイントではない)焼き芋器に交
換したのが去年の秋。
 
  それから1年、暑い夏の日も 焼き芋器はよく働いてくれました。
 
  これは陶器(みたいな感じ)の入れ物の中に セラミックのボールが入っていて、そのまま電子レンジに入れて加熱するという代物。
 
 何年も前から、私は「40分くらい時間をかけて焼く焼き芋鍋」を愛用していた、
部屋中に香ばしい焼き芋の匂いが充満して それはそれは至福の時ではあったんだけど、大きな鍋にさつま芋を並べると 大きさにもよるけれど3~5本は入る。
 で、焼いてしまうと「せっかく美味しいんだから、今食べないとね~」となって 全部食べてしまう。
 
 それは完全にカロリー超オーバー。
 
  この焼き芋器は1本しか入らないのと、4分加熱、芋を裏返して4分の計8分で食べられるのがメリット。
 
 焼き目はつかないし、香ばしい匂いも無いのが残念ではある。
もしかすると甘さも 焼くよりは落ちるんじゃないかな。
 
でもお手軽で便利♪

Img_3826

 写真手前の物は、カマンベールチーズ。
 
 これがすごい威力を発揮してくれるの。
 
 すごく甘いさつま芋は、この焼き芋器でもけっこう甘いんだけど、さほど甘くない芋にもあたる事があり、ただの『ほくほくした黄色いもの』を味わうはめに。
 そんな時、カマンベールチーズを一口かじってから さほど甘くないさつま芋を食べると、あ~ら不思議! あまーい♪ と なるわけです。
 
 こうして『カマンベールチーズ→お芋→カマンベールチーズ→お芋→』と 繰り返して口に。
 
 で、食後、2時間くらいで必ずトイレに参りま~す。
 
 …でも たまには焼き目のついた焼き芋も食べたくなるねぇ。
 
 

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