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2010年8月 7日 (土)

退院の朝

胸の真ん中にスコンと穴があるみたい。
一瞬、全身から力が抜けちゃう感じ。
いつもと同じ朝だけど 明日は同じ朝じゃないの。
自宅で迎える朝の方が普通なのにね。
『馴染んだ場所や人』への情なんだろな。
ゆうべ、デイルームから見える名古屋のツインタワーを撮るつもりだったのに、これも忘れた。
毎晩恒例の体重測定に行って これも いつものように看護師さんが「大丈夫?」とスイッチ入れてくれて…。
最初の半月くらいは体重測定したついでに、氷枕を作って貰ってたな…。
新人看護師のHさんが サササッと来て お手紙をくれた。
彼女が初めての夜勤に すごく緊張してたのを私励ましたのね。
それ以前から一生懸命なのが見えて健気だったから。
子供の居ない私だけど娘のような年齢。
それで 余計に応援したくて。
いじらしいお手紙に また涙。
私は もしかしたら、日常生活が怖いのかな?
快適な温度から いきなり酷暑の真ん中に放り出され、入院中の荷物を片付け、運転はままならない…それが嫌なのかな。
今までの入院、いつも全快バリバリで退院じゃではない。
でも家に帰ると不思議に何でもできちゃう。
股関節の手術の後だって、すぐに運転しちゃったもん。
今回だって そうだろな…と 高をくくってるんだけどな。
最後の朝食が済んだ。
この情緒不安定、私は気づいた。
鬱病の時と似てる!
朝食、何を食べてるのか認識しないまま口に入れてた。
鬱病の時は本当に砂を噛むようで 美味しいとも感じなくて、体を維持する為だけに必死で口に運んだ。
まだそこまでじゃない。
でも この息苦しさ、動悸、脱力感…やだぁ。
ずっと う○ちがゆるいのも 抗生剤のせいじゃなく、心因性かも!?
思えば、37歳からの3回の入院は、股関節と骨折で、半分以上、寝たきり。人の手を借りなきゃ駄目だった。
今回は久々の『自由に動ける』入院だったから、余計に『私の生活』が出来上がっちゃったんだよね。
30代までの古い病院とも違う、綺麗で至れり尽くせりの施設だったし…そりゃ居心地良いわよ。
ふぅ…と ため息をつきながら片付けた。
しんどいよ。
これは動くからしんどいのとは違う気がする。
とりあえず詰め込んだ物を家で解体して、定位置に戻すのが また大変。
夏の終わりには完遂するでしょう。
さよなら、病院の私のお部屋。

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