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2010年12月 3日 (金)

車椅子での外出 続き

 前日練習のスタンドに無事着き、車椅子席に陣取る。

 サンフレ娘達が付き合って一緒に居てくれる。こういう時って、すっごく申し訳ないのよ。せっかく来てるんだから、もっとピッチに近い所で見たいでしょうに。

 みんなは「一人にしたら可哀想」って思ってくれるんでしょうね。

「時々思い出してくれればいいから、降りて」

「ここでいいですよ」

「ここ日が当らなくて寒いし。我慢できなくなったら降りてよ」

「そうしますから大丈夫」とやり取りして、結局ずっと居てくれた。

 最後は私もピッチに近づきたくて、ステッキとCねえの手を借りて階段を下りたけど。最初からそうすればよかったね。変に慎重過ぎるのはダメだ。

 出待ちの時、見知らぬ人が後ろから車椅子を押そうとしてくれた。こういうのは、実は困る。

『目の不自由な人をサポートする時は、いきなり腕をとらずに声をかける』と同様、車椅子も、いきなり押されるとすごく怖い。

 そもそも私は分かってても人に押されるのが怖い。腕に障碍が無くてマイ車椅子を使用してる人の多くは 多分 自分で走りたいんじゃないかな?

 押し慣れてる人は違うかもしれないけど、押した事の無い人は、車椅子の前方の足元が見えず、距離感もつかめてない。したがって前を歩いてる人の後ろに蹴りあげた脚にぶつかりそうになる事がよくある。

 これが怖くて、私は誰かに押してもらう時は、いつもハンドリム(車輪の外側についてて、そこを回して走る)を軽く握り、いつでもブレーキをかけられるようにしておく。無意識に力が入ってて、押す人は重くなってる可能性もある。

 で、スタジアムで押そうとしてくれた見知らぬ人には「すみません。人に押されると怖いんです」とお断りした。

 サンフレ娘達やCねえさんは、すでに私の力量やポリシーを理解してて、必要以上に手を出さない。

 でも寿人ジュニアに接近中に、離れた出入り口に寿人が登場し「ゆうさーーーーん!!」「ゆうさん! 寿人出て来たーーー!」と大騒ぎしてるのが聞こえた時、例の『階段から左側の緩く長い勾配』を必死で上がろうとした私に Mちゃんが「ゆうさん、押しましょうか?」「うん、押してーーー!」

 こういうのが助かる!

 長い上り坂は押してほしい。それ以外は好きにさせてほしい。

 目線が低い(幼児並み)ので、普通の大人が見えてるものが見えてない。「あっち側」とか「ちょっと離れた場所」とか「棚の向こう」の指示などはありがたい。

 スタジアムからの帰りは、タクシーを呼んだものの どこに停まってるのか よく分からない。「携帯があるし何とかなるから大丈夫。みんなは ここで帰って」と言うんだけど、全員がタクシーを見つける所まで来てくれて、発車するまで見ててくれる。

 これって車椅子じゃなければ「うん、じゃあ気をつけてね。バイバイ」なんだよねぇ。こうやって皆に余計なお世話をかけるのが申し訳ない。

 …帰宅後そういう気持ちを話すと「みんなは やりたくてやってるんだから、甘えればいいんだよ」と友達は言ってくれる。

 あまりに「自分でやります!」ってのも可愛げがないし、甘え過ぎて負担をかけるのも忍びない。このバランスが難しい。

 駅からホテルまでの道すがらにケーキ屋さんがある。

 その晩、ホテルでCちゃんと密会(笑)する事になってるのでデザートを買う。

 その時点の私はショルダーバッグは首から下げて膝の上に、そこへ駅のコインロッカーから出したボストンバッグを乗せ、落ちないようにベルトを首にかけている。

 その荷物の上にケーキを置くのはかなり危険だと思ってシュークリームを買った。バッグとボストンバッグの間に軽く挟んだら全然危険じゃない^^ 

 少し行くと、もう1軒ケーキ屋さんが。

「やっぱりお洒落なケーキが欲しいな」と、そこでは普通のケーキを買った。

 今度も軽く乗せて普通に走ったけど…後で見たら、やっぱり1個は倒れてました…汗。

 どちらのケーキ屋さんも ショーウインドーから こちらへ出て来てお金を受け取り、商品を渡してくれました。

 まだまだ終わりません。続きの続きは また。

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