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2011年1月21日 (金)

それぞれの想い

 今日は、母を歯医者に連れて行く日。先週、腕時計が壊れたので、歯医者の後、腕時計も買いに連れて行こうと決めていた。

 ウインドーショッピングは気分転換になるからか、母も喜ぶ。喜びついでに私に何か買ってくれるし♪

 少し早目に実家へ行き、ずっと気になっていた布団干しをした。

「ゆうこの足に負担かかるから、お母さんやるわ」と出てくる母。二人で協力して干し終えた。そこまでは和気あいあい。

 布団干しに時間がかかり、歯医者の予約時刻が間近になってしまった。

 なのに母は、前日乾き切らなかった洗濯ものを畳んでいる。

(そんなの帰って来てからすればいいのに…)不満を飲み込んで

「予約時刻だから早く行かないと。そろそろ行くよ」

 それが母のスイッチを入れてしまった。

 胃のあたりを押さえながら苦しそうな顔をして

「ゆうこが急かすから胃が痛くなった。ゆうこが来るとお母さん、神経使うわ」

 !!!!!!!!!

 一気に気が萎えた。不機嫌な顔で歯医者へ。治療にはもちろんノートテイクで付き添う。

 治療後、車に戻った母は

「お腹すいたねぇ。何か食べて行こう」とケロッとしている。私は不機嫌モード継続中。

 腕時計を買いにショッピングモールへ行ってそこでランチするつもりだったのに、もうそんな気持ちは私には無い。

「回転寿司でもいいよ。この前の店もよかったね」

 もぉ~~~~! 

 母は、不機嫌な私を『しんどくて運転したくない』と思ったらしい。

「遠かったら近くのうどん屋さんでもいいし。スーパーで何か買って家で食べてもいいよ」

 道すがらの喫茶店でランチを食べながら

「私が来るのはお母さんにはストレスなんだね。もうあれこれうるさく言わないようにする」旨を書いて伝えた。

 母は先ほどの「ゆうこが急かすから…神経使う」発言はすっかり忘れていて、どうして私がそんな事を言い出すのか分からない様子。

「見にくい目で遠くから運転して来てくれて、本当に申し訳ないと思ってるよ。ゆうこをストレスに感じるはずないでしょ」

 そこで先ほど、家を出る時の件を書いて再現すると…

「お母さんね、洗濯物を畳んで、ゆうこに『さすがお母さん、手早いね』って褒めてもらえると思ってたんだわ」

 そうだったんだ!!

 褒めてもらえると思ってたところが「早くしてよ」と急かされてガッカリしたんだね。

 私は私で「もう…お母さん、なんでそんなに要領悪くなっちゃったの…」と不満の気持ちでいたもんね。

 そういう気持ちの私だから、母の心を察してやれなかったんだ。

 子育てと同じ。

「勉強しなさい」「早くしなさい」「遊んでばかりいちゃダメ」

子供を親の理想にはめようと親が勝手に必死になってるだけで、子供の心には届いていない。

 言われる子供は「自分の為に言ってくれてる」とは思えず「うるさいな…」となる。

 今日も私がもっと優しい気持ちで居たら、洗濯物を畳む母をほほえましく見られただろうし「さすがお母さん」と言っていたら、母も自信が持てて、ご機嫌さんになったよね。

 子育の経験も無い私は、これから母への対応で学んでいくのかな。

 歯医者へ向かう時は「もう今日は歯医者が終わったら布団を取りこんですぐ帰る! 来週も母が来てほしいと言わないなら行かない!」と 密かに決意してたけど、結局、ランチ後、スーパーで食料品を買い、帰宅して布団を取りこみ

「来週は腕時計を買いに行こうね」

「連れてってくれる?お願いね。寒いから風邪ひかないでよ。運転気をつけてね」と別れてきました…。

 …ここが母娘だよね。

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