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2011年11月21日 (月)

車椅子ユーザーがコッソリ言います

 車椅子で一人旅すると あちこちで とっても親切にしてもらえる。

「車椅子で一人で電車に乗って偉いね」 

「あんなに荷物を膝に載せて可哀想」って思うのかな?

 今回の広島では、タクシーの運転手さんが初めて『障害者割引』をしてくれた。

 これは本来は、そういうチケットを持っていないとダメなはず。それも県が違うと無効なんじゃないかな(うろ覚え)

 だから運転手さんのご厚意だったと思う。

 エレベーターに乗り合わせれば「何階ですか?」と聞いてくれる。

 …自分で押せるのよ。

 でも私は「ありがとうございます。○階お願いします」と言うの。

 エレベーターの乗降もね、待ってる時から「何か助けてあげなきゃ」って思ってくれてるのをひしひしと感じる。

 ここが難しいところで、先に乗って『開』を押してて欲しい時と、私が先に乗って奥の隅っこへ回転しながらおさまる方がいい時がある。

 (良い位置に止めてから、私が『開』を押してあげられるわよ)

 これは中の混み具合と 私の降りる先による。

 一番困るのは、ドアを押さえててくれるのはありがたいんだけど、入口がその分狭くなってるケース…。

 お尻から入れたい(車の運転だと それが苦手なのに)から、後ろの様子がよく見えなくて、そこに人が居ると とっても気になる。

 降りる時も同じ。 まあ前向きに出るから、乗るよりは簡単だけどね。

 そして、そこでは先に降りてほしい。

 ドアも押さえなくていいし『開』も押してなくていいの。

 さっさと降りてくれたら、私はその後でさ~っと降りられる。最近のエレベーターのドアは かなりゆっくり閉まります。

 降りてから心配して こちらを見てくれてると、これも行き先をふさがれてる感じ。

 シャ~っと降りさせて。



 そんな私でも人ごみは怖い。

 大勢の大人の中で幼児が歩いてる感覚。(だって幼稚園児と同じくらいの目線だもん)

 数メートル先の様子も見えない。人の背中と足元だけを見て走る。

 以前、瑞穂陸上競技場のコンコースを前の人に続いて走ってて、階段の手前で気づいた時は驚いた。

 そして一般の大人の視界から消えてしまってるのも危険なの。

 前から来る人も目線はずっと上の先の方で、足元に居る私を全然見てない。

 車椅子の先がぶつかると 私よりもその人の足が痛い、下手したら怪我する。

 前を歩いてて突然 方向転換する人も、真後ろの下の方にいる私には気付かない。

 こういう事はしょっちゅうあるので、人ごみはかなり気を遣う。

 入院中、T嬢は「ピグモンみたいに風船を持ったら?」って言った(笑) でも本当にそう。

 今回のビッグアーチでは、かあさん(何度も言いますが同い年)が「私が前を歩いた方がいいね」と。

 そう! それが一番いいのよ!

 今まで夫と居る時も な~んとなく「前を露払いみたいに歩いてくれないかな」と思ったんだけど、多分、夫は後ろから見守ってるつもりなんでしょう。

 友達はたいてい横を歩いてくれるかな。

 でも前を歩いてくれれば、階段もわかるし、何よりも前から来る人がよけてくれる。私はその人のつけてくれた轍を走ればいい。

 でもきっと前を歩くのは「置き去りにしてる感」があるんだろうね。

 混雑する売店も苦手。

 一人だったら…どうしてもどうしても欲しかったら、何としてでも大人の間に入って行って買うけど それほど執着が無ければ「混んでるからいいや」ってなる。

 今回もグッズ売り場は人だかりで、大人の中に幼児が割って入って商品を選び、売り子さんに示しても 売り子さんの視界にも入らないのよ。

 そして商品を買うのに夢中になってる人が車椅子に気付かず躓いて転んだら、人ごみの中では大怪我をさせてしまいそう。

 今回は ここも かあさんのお世話になった。お陰で 去年のポイントを使って卓上カレンダーを購入できた♪



 こうしてありがたいお世話もたくさんあるけど、過剰なお手伝いは 内心 苦笑。

 新幹線改札口前でラーメン屋さんに入ったら、綺麗なおかみさんが 荷物の置き場を作ってくれたり、椅子をどけてくれたり…(は、してくれる店が多いけど)挙句に ラーメンを運んで来てくれた時、割り箸を取って…割ってくれた!(涙笑)

 両手は使えますってば。

 でももちろん「ありがとうございます」って言ったよ。

「ラーメンは すごく熱いから気をつけてくださいね」って^^ うん、そうだと思ってた。

 店を出る時は「気をつけて行ってくださいね。良い旅を」って。

 一人で大丈夫なのかな…って心配してくれてるんだよね。


 自販機の前では、本当は立ってボタン押せるんだけど「押しましょうか」の雰囲気の人が側に居たら「上の二番目を押していただけますか」ってお願いしちゃう。

 ちゃっかり甘えたり、こちらも気を遣って ご厚意をありがたく受けたり。


 私の場合は、最悪、自分で押して歩けちゃうので、そんなに助けてくれなくてもいいのよ…って思いが実はある。

 でもね…親切にされ慣れると、たまにエレベーターに乗り合わせて、私に全く無関心で、ささっと降りて行ってしまう人を見ると「え~~」って思っちゃう。

 なんて身勝手な私!(大笑

 『先に降りてくれた方がシャーっと降りられる』って言ったくせにね!


 人に押してもらうのは、はっきり言って怖いだけ。

 長い上り坂だけは助けて欲しいけど、それも勢いをつければ自走できる事が多い。

 人に押してもらうと、自分の感覚とずれた動きをされるのが怖い。

 そして押す人は、私の足先が見えないので、前を行く人の踵に車椅子をぶつける事があるの。

 それがすごく怖い。

 スタジアムの帰りなどは、人ごみを早く抜けようとしてるらしい夫が ゆるい坂も押してくれるんだけど、私は無意識に両手でリムを押さえてブレーキかけてる。

 夫には倍の負担がかかってるはず。

 長い上り坂や、広い場所で荷物をかかえてて(バランスによって荷物を落とす)押してもらった方が助かる時は、両手を膝の上に置いてリラックスしてますの。

 
 …そう言えば、前日練習の後のファンサービスの時、スタジアム正面の長い坂道を自力で上っていたら、少し離れたところから「坂だから押しましょうか」って走って来てくれた男性がいたわ。

 これは本当にありがたくお願いした。

 「坂だから」ってのを解ってるのは、もしかしたら身近に車椅子ユーザーがいらっしゃるのかもね。


 これを読んでくださった皆様、町中で車椅子ユーザーを見かけた時の参考にしてくださいませ。

 自走してる人は おそらく介助は不要な事が多いと思うんだけど、それでも「手伝おうか」っていう気持ちは とってもありがたいのです。

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