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2011年11月15日 (火)

励ます言葉

 先日、新聞の投稿欄にこんな話が載った。

 ご主人を亡くして失意の中に多くの人から「寂しいでしょう」と声をかけられて、そのたびに悲しみが増す思いだったって

 「つらいでしょう」と確認するのはやめましょうって



 私はまったく逆だから、こういう気持ちの人もいるのか…と驚いたし、これから気をつけなきゃと思った。

 お悔やみに「寂しい事ですね」と言うのは常套句だと思ってたし、何よりも相手の悲しみを自分なりに想像した結果が「寂しいだろうな」「辛いだろうな」なんだよね。

 投稿者は、一ヶ月ほどして同じ境遇の人から「少しは元気になった?」と気遣ってもらって やっと救われた続けていた。

 …それは同じ境遇の人の発言だから受け入れられたんじゃないかな…と私は思う。

 「励ましを受け入れるには時間が必要です。黙って見守るのが一番です」と結ばれていたけど、「寂しいでしょう」「つらいでしょう」は、励ましではなく 寄り添いの言葉だと私は思ってた。

 身内を亡くした経験の無い人が「いつまでも泣いてないで、前を向きましょうよ」と言ったら、それはダメだと思う。

 「寂しいでしょう」は、自分の事では無いのに、寂しいだろうなと想像してくれて「何でもするからね。辛い時は言ってね。今は泣いてていいのよ」って、たくさんの思いやりをこめた短い言葉だと思う。

 よく「頑張ってね」と軽々しく言わないで欲しいって聞く。

 それも時と場合によって、最適な言葉であったりもする。

 同じ言葉を言われても 素直に聞ける時と そうじゃない時があるのは、受け手の心の状態にもよるような気がする。

 私は自分が病気を持ってるから、人からの励ましの言葉は たくさん貰っている。

 さりげなく心に響き、勇気をくれる言葉もたくさん貰った。

 でも…確かに逆の事もあった。

「どこも悪そうに見えないのにね」って 近所の人や親せきのおじさん・おばさんには よく言われた。

 なぜかこれが私にとっては「・・・・・・・」だったのよね。

 曖昧に笑って「はい…」って言うしか無かった。

 でも友達が「元気そうじゃん」って言うのは「でしょ~~~」って嬉しく受け止められるんだよね。

 『どこも悪そうに見えない』のは『重い病気で唸ってなくてよかったね』って事なんだろうとは思うんだけど。…だって大変な病気なんだもん。血液も尿も異常だらけなんだもん。

 発病当時『病名と、ややこしい病気』ってのは公表してたから、病室へお見舞いに来てくれた近所の一学年下の子が 私の顔を見るなり泣きだした時も困った。

 退院後、駅で偶然会った友達から

「もう治ったの?」と聞かれ「退院はしたけど、治る病気じゃないんだ」と言ったら「そんな事を言ってたらダメだよ。病は気からなんだから、治ると思わなきゃ」って言われた時も すごくガッカリした。

 何も知らないのに…って。

 彼女の言う事は正論なんだよね。

 どの人も意地悪で言ってるんじゃないって解ってるけど、嬉しくなかった…いい気持ちじゃなかった。


 ちょっと前に、同じマンションの奥さんと駐車場前で会って「私、移植受けたんだわ~」と、詳細を聞かせてくれた時 私から出た言葉は「よく頑張ったねぇ~!」だった。

 彼女は顔を輝かせて「そう言ってもらうと すごく嬉しい!」って。

 私は私で、予想以上の彼女の喜びの反応が嬉しかった。

 

 こんな風に、相手にとって心地よい言葉かけが 無意識にいつでもできるといいのにな。

 悪気が無くて、それどころか思いやったつもりで言った言葉が、相手を傷つけてしまう事もあるんだよね。

 

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