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2012年1月27日 (金)

一卵性母娘

 母と私は男性の好みも似ている。

 母は以前、スマップの香取君が大好きだった。いい歳をして、アイドルが好きなのも一緒。

 「嵐だったら大野君がいい」のは完全に一致。

 その昔は、私が家に連れてくるボーイフレンド達(恋人じゃなく)に対する母の対応で 母の気持ちがよーく見えた。

 『友達』でしか無いボーイフレンドには、いかにも『お母さん』なんだけど、私が『ちょっと好きだなぁ~』って思う子が来ると、母が華やぐの。

「ゆうこ、○○君 いい子じゃないの。お付き合いすれば?」と言われても 一目惚れ期間を過ぎてしまうと 私にはときめきの起爆剤が足りなくて、母の願いはかなわなかったけど。


 そんな時代も遠くなった昨今…またも不思議な好みの一致をみた。

 去年、デイサービスの見学に行った時、フロアには3人の男性職員さんが居た。

 イニシャルがかぶるので ここは年齢順にA・B・Cさんとしておきます。

 その日の母の担当は一番若い感じのCさん。

「こんな若くてかっちょいい男性が働いてるんだ~^^」とちょっと嬉しかった。

 入所手続きをしてくれたAさんに母は「娘の婿さんにそっくりなの」と言う。

 うん、確かに同じようなタイプではある。

 こうしてBさん以外は、早々に私も接触の機会があった。

 ところが、最初の訪問時に私が一番 気になったのはBさん。

 なぜだか理由も無く「担当があの人だったら良かったのにな…」と 薄ぼんやり思ってた。

 すると…デイサービスに行き出した母が「○○の郷の人でね、髪がこんな風で、大柄な人が居てね、その人が お母さんを見ると 頭をぽんぽんとしてくれるんだわ~」と しょっちゅう嬉しそうに口にするようになった。

 その風貌からBさんでは無いか?と思い、ケアマネさんに尋ねてみたらそうでした。

 あ~やっぱり母もBさんが好みなんだなぁ…と驚いた。

 
 昨夏、施設で母が嘔吐を繰り返し連絡を貰った時のこと。

「かかりつけのお医者さんがあれば連れて行きます」と言ってくれたので、S医院で待ち合わせて私が駆けつけた時、点滴を受けている母を待合室で待っていてくれたのはBさんだった♪

 初めての対話。

 あ~やっぱりなんかイイ感じの人だなぁ。

 お礼のついでに「母がBさんの事 大好きなんですよ」と言うと、照れくさそうに笑ってくれた。 私も好みです。

 その後、私が電話すると偶然出たのがBさんだったり、施設からの連絡がBさんだったりで、電話では数回 話した。

「○○の郷のBと申しますが」

「あ、母の大好きなBさんですね」

「はい」

 母が「デイサービスが生き甲斐」と言う理由の一つには Bさんの存在もあるんだろうな。

 私への報告や、ケアマネさんとの面談の折には、必ず

「あのねぇ、名前は忘れたけど、髪がこうなってて大柄な人がいてね、お母さんを見ると頭を撫でたり、指でカモンって呼んだりするの」と嬉しそうに話す。

 名前くらい覚えてあげてよ…お母さん(笑

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