母への告知
今日の実家詣では『ケアマネさんとの面談』もある。
入院・手術の事を話すのも今日しかない。
いつも通りに昼食(ゆうべのおかず)を持って行くと、なんだかとても具合が悪そう。
昨日の夕方電話した時は
「今日もデイサービス楽しかったよ~!」とご機嫌だったのに…。
「もう死にたい」などと言う。
上手に受け止めながら、内心、こんなタイミングでは言えないぞ…困ったな。
でも後日、ハガキを出すよりも やっぱり面と向かって話した方がいい。
で、ケアマネさんが来るのを待った。
ケアマネさんに事情を説明して「Iさんの前で話していい?」と了解を得た。
『お母さん、私ね、4月9日に入院して、12日に股関節の手術するよ。付き添いも要らないし短期間だから心配しないでね』と書く。
案の定…「あぁぁ…」とため息のような声をもらして胸を押さえた。
すかさずIさんが 大きな声で「花桃母さん! 娘さん、心配いらないんだって」
Iさんと二人で あれこれ言って、ちょっとだけ安心したみたい。
「自分の事なら痛かろうが、苦しかろうが耐えるけれど、娘の事は代わってやれないから…」と母。
そうなんだろうな…。私が痛い思いをする度に、母は心を傷めてただろうな。
SLE発症の時には「こんな体に産んでごめんね」だったしね。(私はそんな事 一度も思ってないのに)
子どもを産んだ女性は、そういう気持ちになるんだよね。
想像はできるけど、実感となる体験してないもんね…。
私が実家に来られない一ヶ月の事を考えて、Iさんが「デイサービスの利用を今月だけ週に4日に増やしましょうか?」
母の気持ちを聞いてみると「私 毎日でも行きたいの!」と。
その口で「今まで通りでいいわ」と。 Iさんと私、思わずずっこける。
結局、Iさんが その場から施設の了解を得て、週4日が決定した。
神のようなIさんの対応☆
その後はご機嫌で Iさん相手におしゃべり♪
Iさんが帰ってから、4月のカレンダーにデイサービスの日を書きくわえた。
そして、母がいつでも見られるように
『ゆうこ、K市民病院で12日、人工関節の手術。付き添いも不要。以前より簡単になってるから安心してね。電話やハガキを書くからね。デイサービスは 火・水・金・土の4回です』と大きく書いて、寝床の枕元にはった。
母が「お母さん、やっぱりわかるんだわ。ここんとこ ゆうこが すごく調子良さそうだったから、きっと今に何か大きな爆弾が落ちるって 何となく思ってたもん」と。
『調子良くなかったよ。だから早乙女太一も車椅子だったでしょ。手術したらステッキでたくさん歩けるようになるから、来年の公演は、もっと楽に行けるよ!楽しみにしてて!』と書く。
冒頭を読んで「あぁ…そうだったねぇ…」と顔を曇らせたけれど、最後まで読んだら毅然と顔を上げて「そうだね!」と。
自分を納得させるかのように頷いてた。
帰る時、いつものように玄関前の道まで出て来て「ゆうこ、ありがとうね。元気でね。行ってらっしゃい」
不思議なセリフだけど、なんか全部わかる^^
直線を100メートルくらい走って右折するんだけど、右折する時、母がまだ道に立ってるのが見えた。
しばらく逢えないんだから、もうちょっと密着しておけばよかったかな…。一瞬 戻ろうかと思った。
でも、たった一ヶ月だしね。車椅子さえ許可されれば、実家まで夫に乗せてってもらう事もできるしね。
母にとっては、私はいつまでも『病気の娘』なんだよね。
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