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2013年11月 5日 (火)

病院内応援団

もう明日は退院です。
日毎に(薄紙を剥ぐように…ではなく、目覚める度に)回復してるのを感じる。
こんなのは、私の少なくは無い入院生活で初めての体験。
いつもの『退院カウントダウンに伴う感傷』を味わうほどの執着心を持つには時間が足りなかった。
一週間の入院って あっけないわ。
これが世間で言う『普通の入院』かな。
この数年 あまりに頻繁だから、ほんとにK市民病院は私の別荘みたいな感じ。
手際よくシャワーを浴びる手順(持ち物とか、ちょっとしたコツ)などは忘れてたけど デイルームや談話室や携帯コーナーは、慣れ親しんだ場所になってる。
そしてネ ここには心強い応援団が居てくれてるのよ。
今回、緊急入院した翌朝、検査室に行く為、脱げそうな病衣で 看護士さんに車椅子(点滴つき)を押してもらい、鼻からの吸引のゴロゴロを連れて部屋を出た瞬間
「あれ?どうしたの?」
リハビリ室の担当じゃないけど 通ううちに挨拶するようになった理学療法士さん。
「ちょうへいそくで…」
その数分後、エレベーターの前で
「!?」
「あ、りょうこせんせい…ちょうへいそくです…」
髪はざんばらで顔は真っ黒のしかめつら…花桃とはわかるまいと思ってたけど わかるわね…苦笑。
前かがみで車椅子に乗り、押して貰ってる(私には『車椅子を押して貰う』ことがすでに異常事態)のに ヘロヘロな私。
検査室で また昨日の続きをされるかも…と思ってもドキドキする元気さえなく。
台に移ったらW先生登場。
「びっくりしたなぁ。お腹は気にしとらんかったからなぁ」
連絡速いわ。


かなり元気な昨日、入院すると必ず偶然会えるSちゃん(院内のテレビ管理の仕事してる小学校からの同級生)ともバッタリ。
仕事が終わってから部屋に来てくれて一時間おしゃべり。
R子先生は 週末、当直や 気になる患者さんがあり休み無しで病院に居て、合間に何度も覗いてくれる。
時間がある時は「今日は本気メイクを見てもらおうと思って」と雑談も。
お陰で 何も持たずに入院したのに 暇を持て余す事も無かった。
 
また廊下で、別の理学療法士さん(K先生がお休みの時担当してもらった)とすれ違い
「なんで、こんなとこにおるの?」
「腸閉塞でコレコレしかじか。明日退院だから、後でK先生んとこ行きます」
「今日休みだよ」
明日も休みだったかも…と言う事で「伝えとくわ」とメモ帳出してました。
T嬢 にはメールして、今日、仕事終わりに来てくれておしゃべり。
私のいつもの『充実の入院生活』が味わえた。

W先生の異動について、ここに通院し始めてから16年…一人、二人と お知り合いが増えて 今では 私は勝手に『応援団』だと思ってる。
神様は 私がへこたれずに病気と一生付き合う為の『やさしい防具』として あちらにこちらに優しい人を置いてくれたんだろうな。

今日は朗読教室のお姉様が二人「会えるかどうか解らないけど来てみた。手ぶらでごめんね」と来てくださって 午後の時間も おしゃべりで あっと言う間に過ぎた。

今回は突然で短期だから、面会には来て貰えないだろうと思ってたから 予想外の嬉しさ。
明日は まつちよさんと『奇跡の10分間』に賭けた逢瀬を実現させる(予定)

朗読教室のお姉様方が「花桃さんがいつも頑張ってるから、皆何かしたくなるんだよ」と言ってくれて涙が出た。
頑張らずに怠けてる事も多いけど 病気に関しては『侮らず、必要以上に怖れず、無理はしないが、ちょっとだけ頑張ればできる事は人を頼らず頑張り、人の厚意には素直に甘え、感謝を忘れない』事だけは、34年間ブレずにきたかな。

この先、また病気には、どんな意地悪をされるのか解らないけど その時も 皆に応援してもらえますように。
【最後の夜の携帯コーナーにて】

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