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2013年11月 4日 (月)

解放

昨日の午後 五分粥になり、八割は食べてるのを見た看護士Aさんが「最後のこの点滴、今夜11時までだけど、早めに抜いちゃいましょうか」と。
くそ真面目な私は「大丈夫、このまま付けときます」
その後も 看護士Aさん、会う度に私の腕を見て「これ、痛くないですか?9時消灯前に抜きましょう」
そうね…2時間短縮くらいはいいよね。
消灯してから抜きに来てもらうと部屋の人の眠りの妨げにもなるし。
で、彼女と『9時』の約束をかわした。
8時に携帯コーナーに向かう途中 彼女とすれ違った瞬間、機械が警報音を発した。
点滴が正確に落ちてるか監視する機械なんだけど精度が高過ぎて、ちょっとした事に反応しちゃうの。
私は既に音の止め方も会得してるけど夜中に鳴ると身が縮む思いがする。
同じ部屋の人は3名使用中で、昼夜違わず、お互いにピーピーピロピロさせてる。
お一人は、私が教えて、ご自分で止められるようになったけど、皆さん、ご高齢で自分のが鳴ってると思わない。
私は音2回目で止めるけど、Mさんは8回は鳴らす。
それでも気付かないと、私が声をかける。
もうお一人のHさんは難聴で、高い機械音は全く聞こえず、私の声も届かないので、私は自分の機械のコードを抜き、Hさんのベッドまで行って止める(笑)

すれ違いざまに、その音を聞いた看護士Aさんが「ここで抜きましょう」と。
私も一時間短縮(すでに2時間短縮の約束だから計3時間だ…)ならいっかー、この音にも、そろそろうんざりだし…とお願いした。
腕を見て「花桃さん、こんなに腫れてるじゃないですか。痛かったでしょう」
「これくらいの痛さは普通かと思って」
「普通じゃないですよー。我慢しないでくださいよ」
で、抜いて貰う最中、いつものように横を見る。
『点滴や採血、三回までは刺し直しオッケー』なんだけど、刺してるとこは見られないのよ。
若い看護士Aさんに「なんで、そっち見てるのかと思いました〜。我慢強いのに、見るのはダメなんですね〜」と笑われました。

金曜日の夜は、鼻からの管(2メートル弱)を抜いて、
「看護士さんが片付けてくれますから」と先生が去った後、私、管の全容を見ようとビニール袋を広げてみたわよ。
でも先生のゴム手袋に包まれてて肝心の先っぽが見えなかった。
翌日、R子先生に、そう話したら「普通、見ないですって〜」と、また笑われました。
自分の体内に、どんな物が入ってたのか見たいじゃない。(でも入れる瞬間は見たくない)

さて、ゆうべは体に余分な物は一切無し。
夜中のトイレも、いちいち点滴機械のコードを抜く必要も無く、身ひとつで行ける幸せ(笑)
思えば、杖も車椅子も無い入院は21年ぶりだ。
消灯後のベッドの中で いくつもの入院や手術を思い出して「よく頑張ったな…」と涙が出た。
今回の入院二回目の涙。
一回目は 鼻の管が抜けた夜『夫が病院へ行こうと決断してくれた事・入院の度に毎日、荷物を運んで用事をしてくれる事』に 改めて感謝して ありがたくて泣けてきた。
…正確に言えば、管を通す治療の時は 嘔吐物と脂汗と知らないうちに涙も出てましたが…苦笑。

昨日は のりちゃんと このみが「顔見に」来てくれた。
『入院の達人』の友達は いつしか『お見舞いの達人』になっていて、私がひわひわから脱した頃に
「顔見に行っていい?」と聞いてくれる。
いつも絶妙のタイミング。
毎度の事ながら「元気そうじゃん」「よく頑張ったねぇ」「早い回復でよかったわ」と 心地よく包んでくれる。
メールで励まして貰えるのも嬉しい。
気にかけてくれてる人の真心は、絶対にパワーになると信じてるから。

二十歳から10回目の入院…私は 大袈裟に『こんな治療が大変だった』『あれが辛かった』『ああだった、こうだった』と言いまくるけど、もっと大変な経験されてる人は いっぱいいるんだよね。
でも「花桃はよく頑張ってる」と 友達が、いつも生暖かく認めてくれるから 豚もおだてりゃ木に上るわよ。
皆に甘やかしてもらって自己満足で また少し頑張れる。
今日はシャワーも浴びて、日に日に『日常』に戻ってます。

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