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2014年2月13日 (木)

花摘む母

 昨日は、実家詣での日。

 朝 母から「大事件が起きたから、悪いけど来てくれない?」と泣きそうな声で電話があった。

 弟とのもめごと…。

 私も『これは弟が悪い』と思うけれど『同居してくれてる弟には注文も文句も言わない』と決めているので、母をなだめるしかない。

 まずは 母と同じ気持ちで(私の本音でもある)

『ほんとに ひどいよね』と 弟の悪口を書き連ねる。

 するとね、やっぱりそこは母親なのよねぇ…苦笑。

「でも弟桃も我慢してるんだと思う」と庇う。

 そこですかさず

『だよね。だから我慢しよう。お母さんの気持ちはよーくわかるし、私も怒れてくるけど、我慢しようね。弟桃は優しいところもあるし。弟桃を信頼して任せておこうよ。お母さんが困るような事は絶対にしないから』

 年老いて弱っている母が こんな想いをしなければいけないのが可哀想…。

 さて、近頃の実家詣ででの欠かせないお仕事は、花の始末。

 昔から母は庭のちょっとした草花を摘んで、小さな花瓶に生けて楽しんでた。もちろんマメに水を変え、枯れたら、ちゃんと始末もしてた。

 ここ数年は散歩の途中で道端の花を摘んでくるようになった。(畑で栽培してる花じゃない事を祈るばかり)

 この時期、家の中は 下駄箱の上、仏間の座卓の上、ダイニングのテーブルの上、流し台の上に ちぐはぐな花瓶のサザンカが溢れている。

 多分、散歩の度に摘んで来て、どんどん増えてしまうんでしょうね。

 半分以上は枯れかけ。

 で、私が綺麗なのだけを残して、後は引き取って来て家で捨てる。

 先週は 仕分け作業してたら

「捨てないでよ! まだ綺麗でしょう!」と怒りだした。

 気をそらせておいて、ゴミ袋に入れて回収してきた。

 昨日は、一週間で増えた残骸を相手に仕分け・回収作業をしてたら

「きれいでしょう。ゆうこも欲しい? 持って行っていいよ。お母さん またとってくるから」 ほぉ~~☆

『うん、ありがとう。貰ってくね』

 って事で円満にビニール袋いっぱいの枯れた花を回収しました。

 帰りはいつものように外に出て来て

「ゆうこ~ 本当にありがとうね。お母さん ゆうこが居なかったら とっくに死んでる」と。

 ふぅ…弟のお陰で、私の株が上がったわ…(複雑)

 車を発進させると 私が100メートルくらい先の曲がり角を曲がるまで いつも道の真ん中で見送ってくれる。

 昨日はお辞儀してた…泣。

 新聞に『近隣警察署の事件簿』みたいな小さなコーナーがある。

 若い夫婦から「室内に飛び込んできた虫を退治してほしい」と言われて、カナブンを外に追い出した…とか、迷子の子どもが隣町まで電車に乗って保護された…的な短いレポート。

 今朝は…

 先日の午前0時。86歳の女性から「息子が居なくなった」との通報。2時間くらい探したが見つからない。どこかに立ちよったかもと、親戚の家に電話すると「その人なら昨年 病気で亡くなってる」と。女性に伝えると「そういえば死んだかも」と寂しそうにぽつり。(要約)

 これを読んで ひぃ~と泣いてしまった。

 今 こうして打ってても んくっんくっと泣けてくる。

 真夜中に目が覚めて、ひとりぽっちの家の中で「あれ?息子が居ない」って思っちゃったんだろうな…。

 不安と寂しさで たまらず 110番したんだろうな…。

 母に重なるし、未来の自分かもしれないとも思える。

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