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2014年3月20日 (木)

母の手

 指ヨガのインストラクターをしているMちゃんが 時々 私にしてくれるハンドマッサージ。認知障碍の傾向のある人にも 穏やかな効果をもたらすと聞いてた。

 ゆったりと手を撫でさすられるのは、誰だって気持ちいいよね。

 昨日 やっと母に施せた。

 Mちゃんの本格的なのとは全くの別物だろうけど、見よう見まねで。

 母の指先は、数年前から釘形に曲がっている。

 この手で、私を育んでくれたんだなぁ…。

 私37歳の大腿骨骨切り術の時は ベッドにはりつけの私の為に 病院の指示で個室に泊まり込み、下の世話もしてくれた。

 食事直前の『大』にも嫌な顔どころか「いいのが出てよかったねぇ~~」と笑顔だった。

 そんな事をあれこれ思い出しながら、指を一本ずつ、掌、手の甲と マッサージしていく。

 母は「ゆうこが疲れるから、もういいわ」と何度も言うけれど、実は私は 母の手を触っている事が だんだん楽しくなってきてた。

 ずっと触っていたいと思い始めてた。

 Mちゃんが私にしてくれる時、私はすっごく気持ち良い。長くしてもらうのは申し訳ないけど、ずっとされていたいと思う。

 素人の私がしてる事なので、母にはそれほどの快感は無さそうだけれど、私に幸福感が生れたのは、予想外の効果。

 でも母がいつもよりも饒舌で、楽しい報告(同じ話の繰り返しだけど)が多かったのは、やっぱり良い効果なのかな。

 その勢いで、近くの梅園で梅まつりをしてるので、連れて行った。

 ちょっと遠い駐車場に止めてしまったので、上り坂を上がるだけで、母は疲れてしまったみたい。

 足腰は私より丈夫だけれど、心臓は年相応に弱ってきてるんだね。

 梅園の入り口にたどり着いた時には「お母さん、もう こんな所 来たくないよ!」と怒りだした。

 なんとかなだめたり誤魔化したりしながら、奥の梅の丘まで歩く。

 もう少し中まで入れば、もっと素敵なんだけど、私もそろそろ足が怪しくなってきたので、遠くから眺めるだけで引き返した。

 そして出口に来た時、母をもう歩かせられないと判断し

『車を取ってくるから、ここで待ってて』と大きく書いた紙を持たせた。

 持ってれば忘れないだろう…と思った。

 紙を見て うんうんと頷いたのを確認して、急いで歩き出すも 急げない私。

 そこへ子ども連れの人が来て、母が「可愛いねぇ~」と声をかけているのを背中で聞きながら 出来る限り早歩きする。

 50メートルくらい先の駐車場から車を出して、母を待たせた入り口を見ると…いな~い。

 あ~ぁ やっぱりダメだったか。

 車を寄せて探すと、隣の駐車場の方へ歩く母を発見。

 ここで待っててって書いたのにぃーーーーーーーーー! なんでじっとしてられないのよぉーーーーーーーーー! と 心で叫ぶ。

 【今回学んだ事】

 歩くのを嫌がっても 一人で待たせるよりは良い。

 そうそう…『ゆうこの誕生日キャンペーン』は 昨日もまだ継続中だったので『もうもらったよ』と書いて見せた。

「あ、そうだった?」と納得したけれど、数分後には「ゆうこにお祝をあげたいから、今度 一緒に銀行へ行ってね」

『もうもらったよ』

 …数分後

「今日 ゆうこに連れてって欲しいところがあったんだった。ゆうこのお祝をおろしたいから、銀行へ連れてって」

『もうもらったよ』

 いつまで続くんだろうか…苦笑。

 

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