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2014年5月30日 (金)

母の匂い

 水曜日に、母が寝てる隙に、色んな引き出しから 母の衣類などを出して来た。

 数年前まで母が片づけていたタンスの引き出しの中は、そりゃもう整然としてた。

 よく使う引き出しの中は どんどん乱雑に。

 ずっと使われなかった引き出しの中には、私も忘れていた母の服が何枚もあった。

 その中で数枚を ホームで着る為の名前付けに持ち帰った。

 母は「良い物を長く着る」人。

 私が買えないような上質な服を持ってた。

 そこに油性マジックで名前を書くのは忍びない。

 「アイロン付けの名札をどこに付けよう」「これはホームで洗濯したら縮むなぁ」「私が毎回持ち帰って手洗いしてアイロンかけて持って行くか…」と思案。

 とれかけたボタンを見つけて繕う。

 これを着ていた頃の母の匂いがふいに蘇って、ブラウスに鼻をくっつけてみた。

 母は香水はつけないし、洗ってあるから体臭が残ってるわけじゃないのに、なんとなく母の匂いがする。

 やっぱり今の母とは違う人みたい。

 私がHPを作り始めた頃に(当時はブログじゃなく日記)「母を見ていると、こんな風に歳を重ねられるなら、歳をとるのも怖くないと思える」と書いた記憶がある。

 数年前には、母みたいに年をとりたいって思ったんだよねぇ。

 針を動かしながら、母はこうして、子ども時代の私の体操服に名札をつけたり、繕ったりしてくれてたんだろうなぁ…と思う。

 結婚後も「ゆうこの家はベランダが狭いから、大きな物はお母さんが洗ってあげる」と、シーツや大判タオルケットや毛布をよく預かって洗ってくれた。

 その時 ほころびも全部 修繕してくれた。

 つい最近は、カッカが ここちゃんの入園の為に名札をつけたり、小物入れを作ったりしてた。

 それと似たような事をしてるんだけど…違うんだなぁ~。

 でも「これを着た笑顔の母」を思い浮かべると 私も安らかな気持ちになる。

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