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2014年6月11日 (水)

センチメンタル

 ホームの母に最後に会ったのは金曜日。

 以前なら、今日は『週に一度の実家詣で』の日だけど、家に居ます。

 その頃のペースから言えば、金曜日にタンスの搬入に立ち会うので、それで十分なんだけど、ずっと会ってないような気がする。

 月曜は、市役所の声の広報ボランティア。昨日は市民病院へ定期診察と 私の普段の生活リズムが再開された。

 でもね…なんだか失恋の後みたいな気分なの。

 私の周りの何も変わっていないのに、私の小指に結ばれていた赤い糸の先のあの人はもう居ないんだ…って思った失恋後の日々。 

 周りの景色は昨日と同じ。人々も何ら変わりなく生活してるけど、私だけが昨日とは違うんだ…って思ったっけ。

 やたらと「二人でよく来た」「二人で食べた」「二人のお気に入りの場所」をめぐりたくなったりしたなぁ。

 それに似ている。

 世間は何も変わっていないのに、母はあの家に居ないんだ…。

 母との思い出を しみじみと味わってる。

 まだ死んだわけじゃないのに。

 火曜日は、病院の帰りに久しぶりにウインドーショッピングに。

 市内で かつては『唯一のデパート』と私が認識していたショッピングモール。

 ここ数年は ファミリー向けの大型スーパーにおされて閑古鳥が鳴く。

 そこへ行った。

 そして思うのは 母の事ばかり。

 数年前までは、ここで母と服や靴をよく買った。

 ちょっと高価で私が躊躇すると 母の気に入ったデザインなら「お母さんが買ってあげるわ!」と。

 これを我が家では『おちゃーちゃの 買ったげる攻撃』と呼んで喜んで屈してました。

 二人で買い物をして、喫茶室でお茶して、ずっと喋ってたなぁ。どんな話をしてたんだろう…。

 すごく遠い日のような気がする。

 今日は、母独占だった2階に 新しい人が入居される予定。 男性だと聞いてるけど、良い人だといいな。

 会わずに居れば『可哀想』という想いも薄れては来るんだけど、日に何度も母を思う時、可愛い笑顔と寂しそうな顔が半々に浮かんでくる。

 今日みたいな天気の日は、母が「早くゆうこが迎えに来てくれないかなぁ」と祈るような思いで待ってるような気がする。

 金曜日には会いに行くけど、寂しい母に会うのは辛いなぁ…。

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