自称・病気の達人ともあろう者が…
今日は冠動脈CT撮影の日。
先週末は、心の隅っこに「どうなるかな…」という小さな気がかりがあった。
「どうせ検査するのなら、悪い所はちゃんと映るといいな」
「まずは検査が無事に終わってほしい」 (造影剤を使う際の最悪のケースが列記してある)
今朝は、腹も座ってたつもりなのに、検査室台に横になり、胸に電極(?)を貼りつけた技師さんが
「緊張されてますね。心拍数が104です」
あちゃー。
ただ…あたくし、いつも心拍数は高いんです。
自分で手首の脈拍を数えると普通にしてても100くらいなので、数え間違いかしらんと思ってた。
しばらく呼吸の止め方の練習などをしてたけれど、一向に心拍数は低くならず(だって、これが私の普通なんだもん)
「循環器科の先生に見てもらいながら 心拍数を下げる薬を使います」
えぇーーーーなんかおおごとだ。
看護師さんが右腕に点滴の針を刺し、技師さんが左腕に血圧計をとりつけ、指先にバイタルチェックのクリップを挟む。
「花桃さん…」
聞き覚えのある声に頭を動かすと…R子先生!!
先週の私の診察の後でカルテを見て、今日の検査を知り、待っててくれたんだって。
後で聞いたら「心拍数が高いので、私が声をかけると かえって興奮するか 安心するか…と迷って、しばらく声をかけられなかった」そう。
私は嬉しかったよ~ ホッとしたよ~~~~!
MRI検査でも あの轟音の中で本気で眠ってしまうくらいリラックスして受けられる私なのに、今回は「心臓に異変が…」って映像を想像しちゃってるので、胸が痛いような気さえしちゃう。
息を止める練習も 自分では上手にできてるつもりなんだけど、嫌に何度も繰り返された。
リラックスを期待してたのかなぁ。 それとも本当に下手くそだったのかなぁ。
一度は「楽にしてください」がちっとも来ないので『もうこれ以上 止めてられないよ~』ってくらい長く止めたわ(笑)
「では、造影剤を使わずに2枚 撮りますね」
え? まだ造影剤 入れてなかったのね?
さっき「5ミリ入ります」って頭の上で言ってたのは、心拍数を下げる薬だったのかな?
お腹の周りを囲んでいる器械が ゴォーっと音を立てる。
こんな音くらいでビビる私じゃないわよ! …と思いたいのに、なんか心拍数が上がるような気がする。 ダメじゃん私。
そして「造影剤を入れます」
この造影剤、前もって『勢いよく入れるので、体中が熱くなりますが 心配はいりません』と書類説明も受けているし、看護師さんも「熱くなるのは皆さんなので、心配しないでくださいね。気分が悪くなったら 知らせてください」と 丁寧に言われている。
で、右腕の内側の肘の下に固定した針のあたりが じゅわじゅわと温っかくなった…と思った次の瞬間、頭に両手の先にお腹に股間が ぼわ~~っと温かくなった。
予想と全然違う~。
これも後で看護師さんが「お○っこが漏れそうな感じがする人もいらっしゃいます」って。
あ~なるほどね。
そしてまたゴォーっと鳴った。
ピコッ ピコッ…と聴こえてくる心拍数の音は、最初とそんなに変わって無いように思うけど。
そして検査終了。
針を抜きに来てくれた看護師さんに「心拍数は どこまで下がりましたか?」と聞いたら 撮る瞬間は60くらいまで下がってたって。
造影剤を排出する為に、水分を多めに摂るように言われて、検査室を出る。
なんか足元がおぼつかない感じ。
もう買い物なんてしないで帰ろう。
でもすぐに運転するのは怖いので、院内で食事して行こうかな…と のたりのたり歩いてると、R子先生が追いかけて来てくれた。
私の質問に解り易い言葉で説明してくれる。
なぜ心拍数を下げるのか?
写真を撮る時は、じっと動かないのが理想。心臓がバクバク動いてると、綺麗な写真が撮れない。でも心臓を止めるわけにいかないので、できるだけ動かないように心拍数を下げる。
どういう診断をするのか?
心臓の周りの大事な血管と そこから枝分かれしている血管には それぞれ番号がふってあり、循環器の先生が 検査結果を見て「○番 △% □番 △%」と診断する。
100%なら、完全に詰まってる。
<私の理解と記憶による記述なので、R子先生の説明そのままでは無いかもしれません。ご了承ください。>
で、何か異常が見つかった場合の、この先の展開などを聞き、心臓カテーテルも 私が知ってる時代(35年前に 同じ病棟には心臓病の患者さんが多く、私は何例も見てきた)とは かなり違うのを知る。
私はどうなるのかなぁ~。
『オリンピックの年は入院』のジンクスも 裏を返せば『それ以外は入院してない』だったのに、ここんとこ1年おきに入院してない?
…去年秋の腸閉塞で、2年連続入院じゃん。
T嬢が お昼休みになるのを待って、一緒にご飯を食べながらおしゃべり。
いつものように、色んな話を聞いてくれて「わかるよ」と寄り添ってくれて、1時間後、仕事に戻るT嬢と並んで歩きながら
「脚の調子はどう?」
「…ん~完璧では無いのよね」 そう聞かれるまで はっきり認識してなかったけど、そう!
すごく調子の良い時とは なんか違う。どこか庇ってる。「ここが痛い」って程じゃないだけど。
そう言ったら
「やっぱりね。そう思ったから聞いたの。調子の良い時の スタスタ歩きとは違うなって」
T嬢 すごいなぁ~☆
股関節の痛みは無いけど、左ひざの外側にちょっと痛い感じがあるを庇ってるので、歩きにくかったわ。
…そして 帰宅してから気づいた。
私 自分の話ばかりで、T嬢の事 何も聞いてあげてなかった…。
よくある事です…ごめんよ~。
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