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2017年3月 9日 (木)

同窓会にて

きゃぴきゃぴの・ぴちぴちの・イケイケの
騒々しい元気な女子高生だった頃
 
 3月4日(土)にグランパスの試合観戦、翌日 高校の同窓会。
 会費はすでに振り込んであるので、体力的に無理だったらドタキャンしようと思ってた。
 
 少々 無理をしながらも 同窓会 行って良かった!
 
 ホテルの入り口で、早速「ゆうこ!」と声をかけられ、連れ立って2階の受付へ行くと あちこちから「ゆうー!」「ゆ~う!」と 笑顔とひらひらする手が迎えてくれる。
 最後の大規模同窓会からは7年半ぶり。
 この同窓会でしか会わない友達もいるし、卒業以来 もう年十年も会ってない子もいる。
 会場で、クラスごとの円卓に座り、いつものメンバーに、久しぶりな子も加わって談笑しながら、他のテーブルを観察して「あの子は誰?」
 
 
 さすがに還暦間近の同窓会なので、全体的に華やかさには欠ける(苦笑)
でも 粋に着物を着こなしてる人が3人もいた。
シックな着物が似合うんだわ~。
自分で着付けて、髪も自分でアレンジしたって。 素敵~~~!
 
 若い頃の同窓会は 『昔 地味だった子が 綺麗になってた!』って驚きがあるけど、この年齢になると『昔 地味だった子が 味のある素敵な女性になってた』や『可愛かった子が かっちょいいおばさんになってた』となる。
 
 男子も 『さほど目立たなかった子が立派な紳士』に。
『不良だったのが、おしゃれな中年』に。
 
 近しい友達は、昔から『美人』『いい女』だったのを維持してるし。
全体的に色合いは地味だけれど、レベル高いぞ。
 
 食事が進むうちに、テーブルを移動する人も増え、私も 別のクラスのMの隣が空いたのを見て飛んでいった。
 Mと話していると、その席の人が戻って来たので「ごめんなさい」と立ち上がる。
 ここは同級生とは言え、在校時にも全く接点の無い人とは(1学年400人だから、知らない人も多い)初対面な感じで礼儀正しく控え目に。
「どうぞどうぞ」と、その人。
「いえいえ、もう話は終わったんで戻ります。勝手に座っててごめんなさい」
「もっと座っててください」
一瞬の間があって、彼女が「ゆう?」 
ん~~~私は 彼女の顔に見覚えが無いぞ。旧姓の名札を見ても思い出せない。
「そう、ゆうだけど」と答えつつ「えっと~~なんて呼ばれてたっけ?」
「○ド」
「!!! 思い出した! ○ド!」
1年の時 同じクラスでした。 真面目でおとなしくて いつもにこにこしてる子だった。
その○ドが言うの。
「ゆう、ちょっと印象が変わったね。だからわからなかった」
え? 私 ずっと変わらないと言われ続けてるけどなぁ…。
「どう変わった? …太ったけど」
「う~ん そうじゃなくて~」と 口ごもる○ド。
「あ、もしかして…おとなしくなった?」
「そう!! おとなしくなった!」
そっかぁ…そうだったんだぁ。
 
 二十歳で膠原病を発症し、37歳で両股関節壊死になり、40歳で鬱病もやって、確かに『おとなしく』なったわ。
 定期的に逢う友達は、その流れも知ってるので、経年変化くらいに捉えてるんでしょうけど、高校生から一気に飛んで会うと すごくおとなしくなったように見えるんでしょうね。
 
 ここ数年、体力も落ち、歳も重ね、新しい社会で『昔の私なら ここででしゃばるけど、さすがにもう出ていくパワーは無いわ』と一歩引いたり、元気で活動的な若い友達を見て『私も20年若かったら、一緒に走ったかもなぁ』と傍観する事が増えた。
 
 一歩引いたポジションに居るようになると ふと思う事がある。
『怖いもの無しだった高校生の頃、今でいうスクールカーストなんて意識してなかったけど、それは自分のグループが頂点に居たからで、きっと虐げられてた子達が居ただろうな』と自責の念が湧く。
 
 ○ドとの こんな短いやり取りで「おとなしくなった」と思われた昔の私って…。
彼女の記憶の私なら、この場面で「ごめーん! ここ座らせてね~」だったのかも。
…いや「もうここ 私の席だもんね!」だったね。
 
 すると○ドから意外な話が。
「ゆう達のグループが 毎日 面白い事しててね、私『高校生活って こんなに楽しいんだ~』って思ったの。 ゆう達と同じクラスになった事が 私の人生のターニングポイントだったんだよ。ゆう達は、私の憧れだったもん」
え~~~そうなんだ~~~!?
 
 確かに毎日「きゃあー!(ドタドタ!)」「ひぇーーーー!(バタバタ!)」「ぎゃーー!(ジタバタ!)」してた。
箸が転んでも…ならぬ、鉛筆が落ちても笑い転げてたもんね。
 「早弁するー」「今日はマッハで帰るー」いちいち不必要な大声でアナウンスしてたわ。
 耳年増で、実際何も知らないから羞恥心も無く下ネタが大好きで、男子に「ホーケーって何?」「ねえ、○君ってソーローなの?」と聞くのも平気だった。
 
 1年のクラス担任が若い青年教師で、先生をからかおうと『担当授業の始まる前に、クラス全員が机につっぷす』というイタズラをした事がある。
 
 あの時、誰一人として「いやだ」「やめようよ」と言わず、全員がつっぷしてた。
真面目な子達は 本当は嫌だったけど、嫌とも言えなかったんだろなぁ…と 大人になってからも 時々 思い出してたんだけど、どうやら○ドは そういうのも『高校生活ってこんなに楽しいんだ~』の一つだったよう。
 
 彼女がいつもにこにこしてたのは 憧れてくれてたからなのかな。 
少なくとも『怖いから逆らえない』とは思われてなかったよう。
 
 前回の同窓会でも、1年の時 同じクラスだったKから「私 昔、ゆうが『Kは可愛い』と言ってくれたのが すごく嬉しくて今も忘れてない」と言われたなぁ。
 うん、浅田美代子ちゃんみたいな髪型してて可愛かったから、そう言ったかもしれない。
 
 今でいう『いじり』みたいな事もあったし、嫌な思いをさせた子も きっといるとは思うんだけど、楽しかったと思ってくれる子もいたんだねぇ。
 
  …私も随分 常識的になり、おとなしくなりましたよ。
 
 一方で「ゆう、元気になったんだねぇ!」「元気そうでよかったぁ!」と すごく驚いてくれる子が居て「うん、病気だけど元気だよ」「健康な人の6割の元気だけどね」と答えるけど、実は困惑。
 
 二十歳の発病(『あのゆうが 不治の病だって』と衝撃的なニュースだったらしい)や、車椅子使用が 広範囲に知られてる。 
メールなんて存在しない時代に すごいネットワーク。
 
 
 そう…思い起こせば、第一回の同窓会は、骨頭回転手術の直後で、松葉杖だったし、2回目は、鬱病から回復した途端 激太りし、なんとか人に会えるくらいには体重が落ちたので出席したけれど 杖を付き、おしゃれも手抜きだったわ。
 
 
 3回目の今回は『おばさん』を通り越して『おばあさん』の顔になってきてるけれども、自分が好きなぶりっこ服を着て、折り畳み杖をバッグに入れて、歩きやすいブーツも持ってハイヒールを履いて同窓会に出席できた。
 
 これは本当に幸せな事なんだなぁ。
 
 同じホテル内で会場を移動しての二次会も ホテル側が慌てて椅子を運び入れないといけない程の大盛況。
 あちこちのテーブルから笑い声が上がる。
 
 合計4時間の会を終えて、体調優先の私は、同じ方向のPと一緒に 挨拶もそこそこに帰って来たけれど、きっと 三次会・四次会と行ったんだろうね。
 
 
 次の同窓会に、私はどんな姿で どんな気持ちで行けるんだろうか。
病気でも元気で ささやかでも幸せだと思える自分でいたいな。
 
 幸せな高校生活は、この先 いくつになっても色あせる事はない。
大切な宝物。
 
  一緒に紡いだ友達 みんなが これからも ずっと仲良く幸せでありますように。

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