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2018年9月28日 (金)

母の声

 先日、母の居る特養に行ったら、支援員さんが
「母桃さんの声 久しぶりに聞きましたよ!」と報告してくれた。
 朝、いつものように起こしに行って 耳元で大きな声で「母桃さん おはようございます」と言いながら、体を起こしたら(聴こえなくても 何かする時は必ず声をかけてくれる)「ありがとう、ありがとう」と言ったんだって!
 続けて「朝ごはん 食べますか?」と尋ねたら「朝ごはん 食べましょうかね」と答えたって!
 もうそれを聞いた時の私の嬉しい驚き☆
「え~~~ほんとですかぁ~~~! え~~~! え~~~~!」と 両頬と口を抑えながら 顔が笑ってしまう。
 お母さん なんで? 錆びついてた頭の回路が突然クリアになったの?
 この支援員さんの声は、以前から母には聞こえやすかった。
でも こうしてちゃんと問いかけの意味を理解して答える事ができたとは!
まだ日本語をしゃべる事ができたとは!
 日常的に聞こえない母は 言葉が頭に届く機会もほぼ無い。ただでさえ記憶できなくなってるから、使わなかったらどんどん忘れてしまうはず。
 認知症になっても 昔の事は覚えてるから、そこは大丈夫なのかなぁ。
 へぇ~~~ちゃんと話せたんだ~~~☆☆☆
 そして支援員さんの話は続く。
「私も久しぶりに母桃さんの声を聴いて嬉しくなっちゃって、今日もチャレンジしたんですけど、今日はダメでした」
 
でしたか。 (*´∀`) あはは
 
 母が入所した時に居た支援員さん達も 施設内の異動で変わり、先月はSさんという男性支援員さんが別の棟へと異動になった。
 入所当時独身だったSさん、途中で結婚し、子どもが生まれ、今月は第二子が誕生した。
スラリと背が高く穏やかな話し方でいつも優しく微笑んでいる。
 ある晩、介助に入室したSさんを見上げた母が「あんた、いい顔してるねぇ」と言ったそう。
母は昔からハンサムで清潔な男性は大好き。
 ここに入所した頃には もう男女の区別もつけられなかったけれど、無意識に「好きなタイプ」は残ってたらしい。
 私がおやつを食べさせている時も Sさんがそばを通ると 目で追う事があった。
 久しぶりに母の声を聴いたUさんが話の中で 「Sさんは、母桃さんの事 大好きなんですよ~」
はい^^ 母もSさん大好きです。
 そのSさん、異動にはなったものの、自分の勤務時間の前に母の所へ来て 昼食を一緒に食べたそう。(一緒に食べると言っても 介助なんですけど)
 言葉も出ないからお礼も言えない しわくちゃの赤ちゃんみたいな母を「大好き」と思ってくれる若い男性が居てくれるのも 私は嬉しい。
 さて、この先 母の玉音を私は聞く事ができるんだろうか?

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