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2019年2月20日 (水)

動き出したー☆

 この前「大丈夫…じゃないかもね」とブログを書いてから10日も過ぎてた!
 一週間くらいのつもりだった。
 やっぱりおかしかったなぁ、私。
 心がフリーズしてた。 
 良くも悪くもオープンマインドの私が無意識にクローズしてた。
 
 11日早朝から熱が出て、インフルエンザかなぁと構えたけれど、高熱にはならず。
内科で処方されている数種類の薬の中から『PL顆粒』を選び、風邪対応にしてみた。
でも頭痛・鼻水・咳などの症状は一切なくて、熱も上がったり下がったり。
私の冬場の平熱は35.5度なので、37度になると ちょっとしんどい。 でもそれ以上にはならず。
 花粉症かも…と 自己診断を変えて、抗アレルギー薬にしてみた。
でも微熱は変わらず、動悸がするし、少し動くと横になりたくなって、横になると眠ってしまう。
 
 週末 とうとう「ステロイドホルモン剤大量投与」作戦に出た。
 去年12月の血液検査でドクターが「これは気に入らんなぁ」と 『プレドニン1錠を1、5錠に増量』の苦渋の決断をしたのに、自ら一挙に『4錠』に!
 功を奏し、それまで薄目で見てたような景色が多少 はっきり見えるような気がしてきた。
 母の事をさり気なく心配してくれる友達にも 泣き言も言えた。
 
 そしたら思いがけない展開が…。
 友達のお母さんのご高齢の叔母さんが、数年前に大腸がんと診断されたものの、本人の意思で治療を拒否し、今も元気でいると。
 親戚一同は「あの診断は何だったの?」と言ってるって。
 
 その情報で 私の気持ちが一気に変わった。
 先日の主治医との話し合いでは「このままだと、2~3ヶ月後に大腸が完全に詰まる。腸閉塞が起きた場合、普通なら人工肛門置換手術をするが、母桃さんには緩和ケアという選択もあり」
 施設の看護師さんや介護福祉士さん、ユニットリーダーさんとも その後 きちんと話し合って『2~3ヶ月後に腸閉塞を起こしたら、口からの栄養摂取は断念し、命が枯れていくのを見守る』事を決めた。
 母の最期を私が決めてしまった罪悪感と、何年も前から まだしっかりしていた母と私が お互いに伝え合っていた死生観にブレが無い自信。
 二つの想いの中で、私は自分を「無」にしてた気がする。
 
 ただ…腸閉塞を起こしても きっと母の心臓は動いているだろうとは思ってた。
「もう半年になるけど、まだ生きてるよ~」と苦笑する自分も想像できてた。
 
 それがね、友達のお母さんの叔母さんの話を聞いたら「まだ生きてるどころか、元気かもしれない!」と 希望が湧いて来た。
 
 大腸ファイバースコープ検査の画像で見た腫瘍。
腸管内がほぼ埋まってた。
 でも高齢の母の癌細胞の増殖はきっとゆっくりに違いない。
2~3ヶ月どころか、半年後も まだ詰まってない可能性だってある。
 先週は 母の所へも行けなかったので、昨日2週間ぶりに行って来た。
相変わらず母は食欲もあり、顔色も良い。
 支援員Uさんが「今朝もお話されましたよ」と 詳細を再現してくれる。
「ちゃんと会話になってるんですよ~」と笑顔。
 
 このUさんの声は 母の耳に一番届きやすいのか 今までも『母桃さんとの会話』の報告は彼女が最多。
 そのUさんではあるけれど、複数回の言葉のキャッチボールが増えて来たのが 私には不思議。
 最後の命の灯を燃やしてるのかなぁとも思う。
 ユニットの支援員さん達が「朝が一番 お元気で言葉が出やすいので 今度 動画を撮ろうって言ってます」って。
皆さんが 母との残された時間を大切にしてくれてる。
(…一年後も生きてる可能性あり)
 
 母の食事も 刻み食だったのが 先月の診察後からソフト食(多分 一番 高価よね)になった。
他の皆さんと同じ食材をドロドロにしてからテリーヌのように加工してある。
 白身魚にはとろみソース。
 人参と思しき柔らかいキューブにはマヨネーズ風味のソース。
味見してみると、確かにそれぞれの食材の風味はある。
スプーンで口元へ持っていくと 口を大きく開ける母。
 欲しいんだね。 たくさん食べてね。
 でも 毎回 こんな食事では満足感ないよね…。
 私が入院中、減塩食で虚しいのと同じ。
 
 昨日 介護福祉士・看護師・支援員さんと私で また話し合いの時間を作ってくれて
「母桃さんが美味しいと思ってもらえる食事も たまにはしましょう。美味しくない物を食べて寿命だけをのばすよりも、母桃さんが少しでも嬉しいと思ってほしい」と。
私の想いそのままだった。
介護してくださる人達と私の気持ちがぴったり一致してる安心感。
 私が食べさせていた塩味の薄焼き煎餅も「再開してみましょう」となった。
 便をどろどろにする薬を使って、排便の量も増えているとの事。
 …なんか、私が週に一度 会いに行く時間は 以前と何も変わらないじゃん。
 むしろ 母の反応は数ヶ月前よりもしっかりしてるもん。
 『希望の光・スポットライト』とまではいかないけれど、それまで暗転だった舞台に照明が当たり出したような感じ。
 
 そうなると 色んな事が急に上手く回り出す。
 昨日は まだ少ししんどい体に鞭打って ボランティアの会議に出てから母の所へ行った。
 市役所の音訳ボランティア 今年度は輪番制の役員だったので、年度替わりのこの時期 引継ぎや調整で何度も招集がかかる。
 私が今 倒れたらダメだ。 私の代わりは居ない。 頑張るしかない。 気が張ってるから絶対に倒れないよ。何とか この時期をやり過ごそう。
 きっと前だけを睨みつけて悲壮な顔してたと思う。
 そしたら…木曜日に予定されていた研修会には出なくても良い事になった。 あっさり(笑
 それが無くなっただけで、荷物がすごく軽くなった。
 引継ぎの為の書類作成も目処がついてきたし、急に展望が開けて来た。
 
 夜 帰宅した夫にも 久しぶりに饒舌におしゃべりした。
ずっと『ご飯作っては寝て、食べては寝て、洗い物しては寝て、入浴せずに寝る事もあり』だったもんね。
 ただし…ステロイドホルモン剤大量投与中である事を忘れてはいけない。
『なんかやる気出て来たー! 頑張れる気がするーー!』のは、ドーピング状態・ステロイドハイの可能性も高い。
 
 …って事で 今朝は プレドニン2錠にしてみました。
 そしたら「今日は これとこれをこれをやるぞーーー!!」だったうちの まだ一つしか着手していません(汗
 

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