再会♡
人工関節の診断書が必要になり、整形外科を予約しようとしたら「その日の予約はもういっぱいなので 当日 初診で来てみてください」
整形外科は もう定期的な診察受けてないのよね。
ん~初診で診断書かぁ・・・手術もしてるから記録はあるだろうけど、予約の患者さんの間に無理やり入れてもらった患者の診断書なんて ドクターも困るだろうなぁ・・・と 気が重かった。
この暑さだしなぁ・・・行くの嫌だなぁ・・・。
病院へ着いてしまえば冷房きいてて涼しいから良いんだけど。
さて 長時間待たされる覚悟で居たら 思いのほか早く呼ばれた。
診察室に入ってびっくり。
医師とは思えないビジュアルの女医さん。
茶髪というよりは赤い髪のレイヤーカット。お目目ぱっちりで愛くるしいお顔なんだけど、パッと見た印象が『ワイルド』
黒いタンクトップに黒いパンツでアクションつけて歌って欲しい・・・ガールズバンドのボーカルみたい。
・・・例えが古い(苦笑
面倒な診断書の説明をする私に 優しい眼差しを向けてくれる。
・・・あ!
「もしかして・・・」
「気づいてくれましたか?」
「やだぁ~~! 気づかなかったぁ~」
2005年暮れに転んで骨折した時 手術してくれたドクターでした!
「苗字 変わったんですね!」
「そうなんです^^ 女らしくなったって言われるんだけど」
「おめでとうございます。 私は女らしくなったというよりも 先生 かっこいいーーー!と思っちゃった。宝塚の男役みたい」
手術してくれた時は まだ新人のドクターだった。 髪も黒くて清楚で爽やかな印象だった。
「あの頃は忙しくてギスギスしてました」
え? そんな事なかったよ。 話し方はハキハキして気持ちよく 私には優しく可愛い新人ドクターだったよ。
私を呼ぶ前にカルテの名前を見て すぐわかったって。 変わった苗字で良かった^^
すでに以前撮った股関節のレントゲン写真がデスクに表示されてて
「これ 私がやった手術です」
そうよねぇ~~~^^ 人工関節のステムの下で折れたので 簡単にプレートで固定できなくて 大腿骨に何本もボルトを打ち込み ワイヤーで巻いてある。
数年後、左の人工関節手術をしてくれたドクターがこの骨折後の写真を見て「綺麗にやってあるなぁ」と褒めてくれたんだよ。
「花桃さん 友チョコくれましたよね」
あ~~そうだった!
「私 お返ししましたよ」
・・・すぐには思い出せなかった。 後で『ホワイトデーに海老で鯛を釣るプレゼントを貰った』事を思い出した。
「花桃ゆうって名前でホームページやってましたよね」
え~ 私 そんな話もしてたんだ。そして ハンドルネームまで覚えてくれてたんだ。
ホームページは無料サーバーが無くなってしまったし、ブログも当時やってたところから引っ越ししたので、以前のブログは行方不明。(今気づいてガッカリ)
「花桃さん 全然 お変わりないですね」
ドキッ!!
「え~~! 私 おばあさんになっちゃったでしょう。 あの頃は おばさんだったけど、今や おばあちゃん」
「いえいえ、全然変わってないです。 可愛らしい雰囲気がそのままです」
出たっ! おちびさんあるある。
美人は冷たそうと思われがち、太った人はおおらかと思われがち・・・おちびさんは可愛いと言われがち。
私はすでに 思いがけない再会で 嬉しくて足をバタバタさせてる。嬉ション状態。
話が次から次へと出てきそう。
「とりあえずレントゲン撮っておきましょうか」
「この診断書 レントゲン 必要でした?」
「必要では無いけれど、撮っておいた方が安心なので」
ドクターのパソコン操作で すぐにレントゲン撮影の申し込みもできて「じゃあ 行ってきま~す」
数分後、撮りたてのレントゲン写真を見ながら「うん、綺麗ですね! 問題ありません」
うふふ^^ ここ何年か 急に股関節が痛み、歩けなくなったりして 時々 整形外科にはかかった。
その度にレントゲンは撮って 若いドクターから「ゆるみは無いです」と言われても じゃあ なぜ痛いのよ~(泣)と すっきりしなかったのに M先生に言われると『問題無いんだ~♪』となる不思議。
「M先生(あえて新しい名字で呼んでみる)何年かはここにみえませんでしたよね?」
「そうなんです。戻って1年半くらいかな」
だよねぇ~ 会ってないもん。見かける事もなかったもん。
逢えて嬉しい嬉しいと言いまくる私に「また何かあったら来てくださいね」
「私 右が人工関節置換後15年なので そろそろ再置換なんだけど、M先生にやってほし~い」
「ごめんなさい! 手術はしてないの~」
週に二回 外来診察だけ受け持ってるのかな。 出産したのかな。
聞きたい事はやまほど。
2005年の骨折縫合手術の後、しばらくは通院してたけれど、予後良好で「卒業」となり、会えなくなってから先生は異動したんだろうか。
そのあたりの記憶がない。
「異動する」と聞いた気もする。 あぁ~~なんで私 しっかり覚えてないんだろう?
気の重い受診だったのに、スキップしたいくらいの嬉しい再会となりました。
診断書も「私が書いて良いのか確認してみます」からの「書いて良いそうなので、書きますね」と快諾してくれた。
ちょっと動くだけで頭から汗がしたたり落ちるこの日、お寺の用事も済ませる事ができた。
長年(もう40年になる) 通院していると こんな嬉しい事もあるのねぇ。
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