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2019年7月10日 (水)

さくらんぼの思い出

 母はさくらんぼが好きだった。

「年に一度の贅沢」と言いながら、近所のスーパーに頼んで 毎年 さくらんぼを仕入れてもらってた。(私がネット注文を知る前)

当時 一箱8000円くらいだったと記憶してる。 赤いさくらんぼが隙間無くきちんと並んでて 見てるだけで綺麗だった。

もちろん 母一人で食べきれるわけもなく、私がご相伴に預かり・・・そして たくさん貰って帰る(笑

 

 グループホームに入所してからも 母にさくらんぼを届けた。

 母が さくらんぼを認識して「美味しいねぇ」と食べた最後はいつだったんだろう?

 私の記憶には さくらんぼの種を出す事が不可能になってる母の為に種を外したものの『これじゃ さくらんぼって感じしないなぁ・・・』と思った事が残ってる。

 去年はもう種を外しただけじゃなく、小さなさくらんぼをさらに小さく切って『これじゃ私が見ても、食べても さくらんぼって認識できないわ』の状態だった。

 仏壇にさくらんぼを供えて「お母さん 今年もさくらんぼ食べてるよ」と手を合わせる。

 

 ジャニー喜多川さんの死去で 所属タレントが『3週間あったお陰で ゆっくりお別れできた』とコメントしているのを見た。

施設入所後の母の5年間は、私がゆっくりお別れする為の時間だったんだなぁ・・・と実感する。

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 意思の疎通ができなくなってからも 私が食べさせるおやつ、気に入った時は 飲み込んでから『もっとちょうだい』と ひな鳥のように口を開けたなぁ・・・可愛かったなぁ。
 

 

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