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2019年11月 1日 (金)

母を知る人

 先日 Oちゃんが お喋りに来てくれた。

 出会ってから45年・・・店で落ち合う時は 周りの耳を気にしてできないような『恥ずかしい話・みっともない話・愚痴・悪口・ちょっと自慢』も 家だと思う存分できちゃう。

 で、どんな話をしても『それが ゆうこ☆』と聞いてくれる。

ちょっと自慢をしても「え~! すごいじゃ~~ん!」と目を見開いて喜んでくれる。 ありがたい友達。

 

 そんな話を夢中でしていて

私「お茶いれようかな。おもたせのケーキには 温めた牛乳にインスタントコーヒー・・・」

Oちゃん「砂糖無し」

私「そーそー!」

 で 支度をしていると Oちゃんが「そういえば、ゆうこのお母さんにコーヒー淹れてもらった時さぁ~」と笑いながら話し出した。

「新品のインスタントコーヒーの蓋を開けると、紙がついてるじゃん。ゆうこのお母さん そこに小さく穴が開けてあってさ~」

そうなんだよねぇ~~笑。 一時期、旧花桃家のインスタントコーヒーは 紙の蓋を取らず、小さく穴をあけて そこから振り出してた。

母の従姉が自営業の忙しい合間に飲むインスタントコーヒーを手軽に かつ 湿気らないようにと生み出した技を 母も取り入れてたのでした。

Oちゃんの笑いながらの話は続く。

「で、ゆうこのお母さんは『Oちゃ~ん うちのコーヒー こういう風なんだわ~』って言ってさぁ~」

私「ねえ、それいつ? 私 居た?」

Oちゃん「ゆうこの病院へお見舞いに行ったら、生花がダメで持って帰ったんだけど、そうだ!って思いついて お母さんとこへ持って行ったの」

 そうそう! そんな事あった。

 何度目かの入院(おそらく股関節手術の名大病院)は 生花を部屋に飾る事が禁止(雑菌の繁殖防止の為)されていて、親しい人には そう伝えて持って帰ってもらったけど、言えない相手もあって、そんな時はベッドの下に隠しておいて、次に面会に来てくれた友達に持って帰ってもらってた。

 Oちゃんも それだったんだ。 で、自分ちを通り越して 私の家まで行ってくれたんだった。多分 片道30分はかかるよね。

Oちゃん「でね ゆうこのお母さんは『花も嬉しいけどOちゃんが来てくれたのが嬉しい』って すごく喜んでくれてさ、私も帰り道 行って良かったなぁって思ったんだ」

 そうだった。

 私が結婚して 母は一人暮らしになって ご近所にもお友達は居たけれど、若い人が大好きな母は 私の友達が大好きだった。

花を届けるだけのつもりだったOちゃんに「あがって、あがって! お茶飲んでって♪」って 家に連れ込んだ(笑)んだろうなぁ。

そして「お茶って言っても インスタントコーヒーで ごめんね~」と言い、小さな穴をあけた紙の蓋をお披露目したんだね。

 

 元気だった頃の母の姿が 声が 笑った顔が 鮮明に浮かぶ。

 

 ささいな出来事が大切な思い出になった。

そして 母を知る人の そんな話を聞ける事が幸せ。

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