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2019年12月 4日 (水)

ぴっちぃ号なんて・・・涙

11月24日、フクダ電子アリーナでのジェフの今季最終戦を見終えて帰宅し、最初の思いは「あぁ~、もうこれで3ヶ月はぴっちぃ号(マイ車椅子)で外出しなくていい」だった。

 2015年に 中心性漿液性脈絡網膜症を発症してから、私の唯一の遠出『広島への観戦旅』は 無事に帰宅できるようにと祈って出かけるのが常となった。

 2017・2018年と グランパスを応援できる夢のような時間を過ごしたけれど、眩暈が起きるようになり、普段 歩かないから足の筋力が衰え、転倒の危険も増し 長時間の歩行ができなくなった。

 それでも2019年、車椅子で千葉まで行く事 9回。

 11月3・4日の帰り、京葉線から新幹線ホームに行く途中、いくつかのエレベーターで行列待ちがあり、余裕をもたせて買ったあった新幹線指定席チケットギリギリにしか乗れなかった。

 帰宅後 夫にその話をしたのだけれど・・・。

24日、ホーム最終戦は夫同伴で、勇人お兄ちゃんの引退セレモニーの途中で出て来て、余裕をもって新幹線に乗れるはずだった。

それが・・・京葉線東京駅のホームのエレベーター前の行列を見て 夫が「これはすごい・・・」と。

でしょ~。 この前の私の話 大げさだと思って聞いてたな(笑

 TDL帰りのベビーカー・大きなスーツケースを持った外国人旅行者が ずら~り! 

「私はここで待つから、階段やエスカレーターで先に行って」と提案。

「いいよ、一緒に待つ」と言ってた夫も なかなか進まない行列に焦れてきた様子。

「このままだと またお弁当買えないから(11月4日買えなかった)別行動にしよ。悪いけど お弁当二人分 買っておいて」

「では、新幹線ホームで会いましょう!」と別れた。

再会したのは、25分後。夫は二人分のお弁当と東京土産のお菓子も買って 私より5分早く着いてた。

 

ふー。 夫同伴で良かった。

 

 名古屋駅から在来線に乗り継ぐ改札口を通ると 女性係員に呼び止められる。

「車椅子の方はホームで見守るきまりなので ちょっとお待ちください」

あぁ・・・またこれだ。

「今日は夫が居るんですけど、それでもだめですか?」

「はい、きまりなんで」と電話をし始める。

夫も「僕が介助するんですけど」と言い募るも「見守るきまりなんです。ちょっとお待ちください」

疲れが怒りに変わった。

「急ぐんで すみません」と改札口を離れつつ「もぉ~ 鬱陶しい・・・」と思わず口に出た。

すでにホームに来ていた列車に乗り込みながら 件の女性係員には悪い事したなぁ・・・と反省しつつ、でも!と思う。

これは逆差別ではないのか?

 出かける時の在来線駅の改札口でも必ず「お手伝いしましょうか?」「お手伝い必要ですか?」と声はかけてくれる。

「ありがとうございます。大丈夫です。必要ありません」と答えれば そのまま済む。

 名古屋駅の改札口の係員さんの言う『見守るきまり』なら、泥酔者・杖などをついて歩行が不安定なお年寄り・ベビーカー・・・全て 見守る必要あるんじゃない?

 なぜ車椅子に限って見守らなければいけないの? 私はいつもホームでは端っこには寄らず、線路と直角にならず平行に止めて いちいちロックもかけてる。

そんな私をどう見守るの? 見守らなければ何が心配なの? 車椅子の私は そんなに世話のかかる存在なの?

 

 こんな事で疲労度Maxになって帰宅したわけ。

でもね、もうすでに私は『ぴっちぃ号嫌だアレルギー』が起きてたんだと思う。

今季、千葉へぴっちぃ号で通い、タクシーを呼ぶのに苦労もし、なんだか面倒な事がいっぱいだった。

舗道を車椅子で けっこうな時間 走り続けるのもしんどかった。練習場での観覧やファンサービスも 場所をとるし、人目を引くし(誰も見てないかもしれないけど)肩身が狭かった。

 車椅子を恥じた事は無かったけれど、この数ヶ月、自分が老いた事と重ね合わせて『車椅子に乗って寿人を追っかける自分』を客観的に『みっともないな・・・』と思うようになってきてた。

 

 広島時代、最初は杖で、途中から手術してない左股関節の痛みが増して来て車椅子で行くように。まだ若かった。

でも 前日練習見学後のファンサービスで 行きたいスペースに移動できない事がじれったくて(日常生活では車椅子と杖と併用し不満なし)左股関節も人工関節置換する決断に至った。

 術後、杖で(時に 折り畳み杖をバッグに入れて普通に歩行して)広島へ行くようになった時「あぁ、私 車椅子でよく来たわ・・・もう二度と あんな面倒な事は嫌だ」と思ったっけ。

 その面倒な事を還暦前に再開する事になり、還暦の今季も最初は当たり前のように(感謝する事もあり)車椅子で千葉へ来た。

無意識に『すごく頑張った』『ちょっと無理してた』のが どんどん溜まって 溢れちゃったんだろうなぁ。

 

 

 夫に そんな事を話したら「また春になったら、車椅子アレルギーも治まって 行けるようになるよ」でした。

うん、さもありなん。

 

 ぴっちぃ号・・・ごめんね。 嫌だなんて言って。

あなたに罪は無いのよ。 感謝するばかりなんだよ。 

でも 今はアレルギー反応中。

 

 

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