緊急事態宣言で巣ごもりの日々・・・元々『用が無ければ、ずっとおうちに居たい』私は、全くストレスにならないと思ってた。
「巣ごもりが性に合ってるわ~」と 友達とメールやLINEで言い合った。
それが…少しずつ『あぁ・・・いつもなら、そろそろ〇ちゃんとランチする時期だなぁ』『〇ちゃんと最後に会ったのは 〇ヶ月前だなぁ・・・』と なんだか物足りなさを感じるように。
とうとう「電話でおしゃべりしよ♪」となり、時間を決めて電話でおしゃべり。
昔は、電話で何時間も喋ったのに、これ自体が久しぶりで新鮮だったけれど、受話器を当てた耳が痛くなる。
ノーメイクでソファーに寝っ転がっる私は、オンラインではお見せできない(汗)
やっぱり会って、美味しい物を食べながらとりとめもなく喋るのが一番いいなぁ~。 でも まだお誘いする自信が無い。 自身の感染も怖いけれど、自分が無症状で感染してるかも…人に感染させるかもしれない…との恐れもぬぐい切れないから。
そんな中、内科の定期診察で、入院友達のふーこさんと二か月ぶりに逢う事に。
遅い時刻に予約する私が病院に着く頃には ふーこさんは もう診察も支払いも終えている。
LINEで「今 外待合。まだ時間かかりそう」
「売店前に居るので覗いて」
「あまり遅くなるようだったら待たずに帰ってくださいね」と連絡を取り合う。
わたしより10歳年上のふーこさんは、いつも時間つぶしに スケッチブックや英語の教材を持って来てる。
なぁ~んかかっちょいいお姉さまなのです。
かなり遅くなって会計に向かうと さすがに待つのに飽きたふーこさんが 院内散歩しているのに遭遇!
お腹も空いたので会計を後回しにして 院内のカフェへ。
2010年に同室に入院した時のご縁で、仲良くしてもらっているふーこさんとは 色々 話が合う。
思い通りにならない体の事から 家庭の事、趣味の事。
ため息もつくし、声をあげて笑いもする。
『ため息つくと幸運が逃げる』と聞くけれど、私は愚痴も言うしため息もついちゃう。
『ため息は、深い息を吐く事でストレス発散になる』とも聞いた事がある。
ふーこさんは 病気の話では いつも「あなた 本当によく頑張ってるわよね」と言ってくれて、最後は二人で「私達 本当によく頑張ってるよねぇ~」「優良患者だよねぇ~」と褒め合う。
多趣味で手先が器用なふーこさんは この日もお洒落なハンドメイドマスクを着けてて
「わ! ふーこさん そのマスク素敵! もしかしてお手製?」
「そうなの~」と バッグから袋を取り出すと「あなたにもプレゼントしようと思って 今日は絶対 逢いたかったの」と。
自分の着物をほどいた反物で作ったものと 白地のレース柄の2枚。
きゃぁ~~~~💓
私も作りたいとは思ってたんだけど、時間もあったんだけど…使えそうな端切れ いっぱい持ってるんだけど…新聞に載ってた型紙も切り抜いてとってあるんだけど…なかなか手を付ける気にならなかった。 →『きっと作らないだろうな』に至る。
素敵なプレゼントを貰い、美味しいパスタとカフェラテと楽しいお喋り。
ふーこさんと別れて、買い物して帰宅した時 鼻歌を歌ってる自分に気づく。 ここんとこずっと足が痛くて(杖で歩ける程度なので『当たり前の痛み』ではある)何をしてても『痛いなぁ…面倒臭いなぁ』と 憂鬱な気持ちが消せなかったのに。
気づけば、その痛みさえも 朝よりも和らいでる。 久しぶりに室内で杖無しで、上体をゆすらずに歩けてる。
あぁ~ やっぱり会って話すのが 私には一番の栄養剤だわ。
そこに美味しい物があれば言う事なし!