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2020年11月12日 (木)

桃源郷へ

 11月11日…ポッキーの日とも言う<寿人の日> アルウィンで松本山雅とジェフ千葉の試合がある。

私が車椅子じゃなく杖で行ける唯一のアウェイスタジアム…そして アルウィンは 私には桃源郷に思える素晴らしい場所。

行こうかなぁ~~でもなぁ~私が行くと寿人ゴールを阻止しそうだしなぁ…でもなぁ…アルウィンだもん行きたいんだよね…従姉にも逢えるし…夫と二人だけの生活、たまには離れる時間も必要だし。

迷った末 とりあえず行く事にしてホテルや特急券や観戦チケットを準備した。

 杖で一人で行くにあたり、シャトルバスを降りてからスタジアムまで歩くのが不安。山雅にお尋ねメールをした。

その時の対応が『あぁ やっぱり山雅の人は親切で思いやりがある!アルウィンで倒れても何とかなる!』とさえ思えちゃう。

 次の問題は『果たして寿人が行くのかどうか』

8日の山形戦でゴールを決めた瞬間、夫が「これで松本は寿人行くの決定ですね」「うわぁ~い ほんとだ!!」連続ゴールしちゃったりして~~~♪ なんかしそうじゃん♬

 でも…小さな気がかりは消えない。

私が意気込んで行くとダメなんだよねぇ…(寿人GOALの逆神のジンクス)

それに、8月の山形戦で「今日ゴールしたら 私はもう一生 寿人に会えなくてもいい」って願掛けしたしなぁ…。

いいわ、もし寿人が行かなくても 松本山雅の応援を見て、翌日 従姉と会うのを目的にすれば。

 そんな風に揺れながら11日を迎えた。

出発が近づくにつれて『寿人が出るか』よりも『杖で行ける♬』事が楽しみになってきた。

この1年、千葉へ行く時は『寿人を観られる喜び』と『はぁ…車椅子で行くのしんどいなぁ』がせめぎ合ってたもの。

 

 11日快晴。地元の気温にそぐわないダウンコートにロングブーツ。夜のアルウィンは0度予想だからね。

名古屋駅へ行かずに、地元の駅から行けちゃう。 杖で乗車する身軽さ。 もうそれだけで嬉しい。

車窓から眺める秋の景色。松本駅からホテルもすぐ。車椅子だと いちいちスロープまで回り道だもの。もうその時点で気分は高揚☆

 ホテルで休憩しながら、スタメン発表を見て寿人が来てないのを知ったけれど、膝が脱力する事もなかった。

夫に「なんかすっごく嬉しいよーーー!」とLINEしちゃうくらいに。

 寿人の居ない試合だから行かずにホテルでのんびりする選択肢もあったのに『シャトルバスに乗ってみようかな(タクシーで行くつもりだった)』とさえ思い始めちゃう。

杖は転倒が怖いけど あぁ身軽♪ 慎重に慎重に足元を睨みつけて。

寿人が居ないから応援グッズも少ないし(笑

 山雅のシャトルバスは無料だし、皆が「お願いします」と言って乗り込み、運転手さんが それにいちいち優しく応えているのも 心が温まる光景なの。

 久しぶりにそれ見たい♪ で、シャトルバス乗り場は行ったら…なんと予約制になってた! コロナの影響なのか? シャトルバスに乗るつもりなかったので全然調べてなかった。

 で、タクシーに乗ったら…あぁ やっぱり信州の人はやさしい! 杖や車椅子の私がタクシーを利用すれば どこでも必ず親切に対応はしてくれるんだけれど、信州の言葉遣いで言われると『親戚のおじちゃん』みたいで やさしさが倍増するの。

 すでに鬼籍に入った父方の親戚の人達を思い出して、何度も涙ぐむ。

スタジアムに着くと 事前の連絡が行き届いていて、スロープゲートに誘導してくれる。そこからは担当の女性が付き添ってくれる。

うわぁーーーん!! 松本山雅さん大好きーーー涙。

 

 コロナ禍で規制のある応援だけれど、♪どんどこどんどこ おらの村の祭りだーーー どんどこどんどこ♪は 録音が流れた。

いいよねぇ~~~☆

 そしてこれも毎回思うけど、松本山雅のサポーターさん達は相手チームへのリスペクトが素晴らしい。

相手チームの選手紹介も重厚なBGMで ホームチームのメンバー紹介かしらん?と錯覚しちゃうほど。

相手チームの控え選手の紹介にも 一人一人に拍手してくれてるし。

 5つくらい離れた席に座ってらした山雅サポーターの女性が、ジェフのタオルマフラー(防寒用・苦笑)を巻いた私に

「千葉からいらしたんですか?」

「いいえ、愛知なんです」

「でも遠くから、よくおいでくださいましたね。楽しんでってくださいね」

こういう事は山雅に限らずよくあるけど、途中でその人「寒いでしょう。これ良かったら」って使い捨てカイロ出してくれた。

もちろん背中も腰も足もすでに貼りつくしてあるので お礼だけ言った。

 全然 寒くなかった。 心がぽっかぽか。

 

 帰りの混雑を避ける為に、先刻のタクシーには ハーフタイムに来てもらう約束をしておいた。

出て来る時、またも山雅の人達の『おもてなしシャワー』を浴びる事に。 泣けてくるわ~~~。

 タクシーの運転手さんも警備員さんも臨機応変に対応してくれて、VIP待遇でスタジアムを後にした。

 

 無事にホテルに着き、あぁぁ~~~幸せ☆☆☆嬉しかったなぁ~~~ と涙ぐむ。

 千葉の勝利をスマホで確認。

あぁ…寿人が居たらな…とちょっとだけ残念がる。

 

 気分は高揚したまま『浮ついて転ばないように!』と戒めつつ、優雅な松本ナイト。

 

 良く12日は、従姉が来てくれてお茶からのランチ。泣いて笑って。

私が「松本山雅は素晴らしい」と松本在住の彼女に熱弁をふるう。

「ゆうこちゃん 信州が好きなんだね^^」

そうだわ!

 

 明るいうちに帰宅したいので 1時には松本を発った。

本当に信州は…松本山雅のアルウィンは 善人ばかりの桃源郷。

別に私の周りが殺伐としているわけではないはずなのに、ここへ来るとやさしさに抱きしめられてる気がする。

 あぁ…来て良かった! また来よう!

 桃源郷で過ごした時間が心を浄化してくれたような気がする。

いい人にならなくちゃね!

 車窓からの景色にも見惚れながら そんな事を思って また涙ぐむ。

 

 そして…あら不思議。

特急を在来線に乗り換えて、松本が遠くなるにしたがって 先ほどまでの『やさしい気持ち・いい人にならなくっちゃ!』が 幻のごとく消え去っているではありませんか!

 やっぱり桃源郷なのね。

 

 でも無事に杖で行けた事、快く送り出してくれた夫、遠征を応援してくれた友達への感謝の気持ちは しっかり存在してましたよ。

 

 定期的に桃源郷へ通わなくてはね!

 

 

 

 

 

 

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