土日で粟津温泉方面へドライブ旅行してきた。
粟津温泉の旅館は、蛍見物のオプションがあって今年で3回目。毎回、違う場所まで旅館のマイクロバスで連れてってくれる。
蛍は3回目の今年が一番少なかった。でも夜の田んぼに立ってるのって なんか不思議な気持ちがして楽しかった。
水音、蛍の小さな光、人の話し声、カエルの声。水を張った田んぼは鏡のように光ってて…よかったです。
さて7日は、これも毎年恒例の「世界のガラス館」で、アクセサリーを買ってもらい、そこを出たのは11時過ぎ。
次の目的地は、福井県の若狭フィッシャーマンズ・ワーフ。去年行って観光船で蘇洞門めぐりをした。
去年の蘇洞門めぐりは、大門・小門の中にある入江みたいなところに船を係留して上陸させてもらえたのがすっごく楽しかった。雨あがりで海も灰色だったので、どうしても青く透明な入江が見たくて、今年も行くことに。
そしてもう一つの目的は フィッシャーマンズ・ワーフ内で寿司を食べること。去年はそこの展望レストランで昼食をとった後で、お土産物屋さんの奥にお寿司を食べさせる店があるのに気づいた。
「展望レストランよりも 絶対に美味しいはず!」と。
さて、世界のガラス館を出る時、カーナビにセットすると到着予定時刻は2時10分。あ~これだと3時の船しか乗れないなあ。お寿司は残ってるかなぁ…。
車を走らせているうちに到着時刻は1時55分…50分…45分と早まってきた。これならお寿司を食べて2時の船に乗れるかも・・・頑張れ車!(いや運転の夫)
その辺りから私は尿意を感じ始め…もちろん世界のガラス館でもちゃんと済ませておいたのですよ。
でもこんな所でトイレ休憩なんてしてたら2時の船に乗れないもん、我慢我慢!
到着予定時刻は1時30分になった。もう間違いなくお寿司→2時乗船だ! おしっ○なんてそこですればいい!! 我慢我慢。
ところがカーナビに表示されない道路ができてて(カーナビが古いんだけど…)それに惑わされてるうちに変な方向へ行ってしまい戻ることに…ここで時間のロス。
あぁ…トイレもその分 遠くなった。でもまだ我慢できる。
いよいよ残りの距離も4キロとなり、到着予定時刻も1時30分でぎりぎりいい感じ。
ところが私の尿意はぎりぎりダメな感じになってきた。
『フィッシャーマンズ・ワーフに着いたら…はぁはぁ…たしかお土産物屋さんの端っこにトイレはあった…はぁはぁ…お寿司より先にそこへ寄って…』と考えながら、もう汗が出てくる。
日よけ帽子もサングラスもとり、マッハで降りられるように準備もした。はぁはぁ…あ~~~やっぱりもうダメだ~~~~~!!
鮮魚市場の大きな看板(1キロ先)を見つけて
「あの…トイレが我慢できません。あの鮮魚市場にとめてください」とお願いする。
夫は私の窮地を察したのか、その前に右側の「しまむら」に車を入れてくれた。
「しまむら」って洋服屋さんだよね。へぇ~~~こんな所にもあるんだ~~~。などとちらっと思い、洋服屋さんにトイレなんてあるかなぁとも不安に思い…。
車を降りたら、店の入り口横に綺麗なトイレがあった!!
長時間の我慢の末の排尿がどんなだったか…今となっては面白いので書きたいけれど、一応 花桃のイメージというものもありますので割愛。
緊張も解けて、変な汗も引き、再び走り出す。到着したのは1時35分。
お寿司はまだまだたくさんあった! どんどん握ってるみたい。お茶もお味噌汁も無料セルフサービスで。味わうというよりかきこむ。
1時57分に観光船窓口へ。「まだ乗れますか?」「はい大丈夫です」と窓口のお兄さんは余裕の笑顔。
「では…」と割引券を出して1万円を払ったら『1割引』の赤いスタンプを押したチケットと おつりが6千円。
あれ? 割引してないんじゃない? そう思ってパンフレットを確認するとやっぱり一人2000円じゃん。
「あの~~割引していただけないんですか?」 お兄さんは「チケットを見せてください」って。ちょっと~~今 自分がスタンプ付きのをくれたじゃない~~。
確認すると「あ、すみませんでした」と400円返してくれた。
どんなに時間が無くても割引だけは きっちり受けたい花桃でした。
小走りもできないから早足で歩いて出港直前の船に。並んで空いてる席が無くて夫とは離れて座る。
残念ながら今年も海は灰色。でも時折薄日が射して海面が白く反射する。でも3人掛けの通路側に座った私は、窓から写真を撮ることもできず…。
仕方なく座席正面の壁に張られた『救命胴衣のつけ方』なるものを見る。虫の知らせか…なんかいや~~~な予感。
そのうち船は外海へ。「本日は波が高いので船内を移動したり立たれているお客様はご注意ください」とアナウンス。
たしかに揺れる!! 去年は こんなに揺れなかった。座席の位置が悪いから、少ししたら外へ出て行くつもりだったけど、これじゃ怖くて無理だ。
時々、岩壁の景色を見る為に船が止まるんだけど、そうすると横揺れがすごい! このまま転覆してしまうんじゃないかと思うくらいにぐわ~んぐわ~~~んと揺れる。
こわい!! もう私は景色なんて見てられない。座席の手すりにつかまって固まる。
船が走り出すと、今度は高波に乗り上げて上下にぐわ~~~~ん。すと~~~んとする。胃がひっくりかえりそう。
ジェットコースターには12歳を最後に怖くて乗れない私。船の前の方には子供が大勢のってて 大揺れする度に「ぎゃはははは!」と大きな声で楽しそうに笑う。
えええええ~~~怖くないの~~~~!?
もう私は手すりにつかまり目を閉じる。時々、目を開けて斜め後ろの夫に口だけで「こわい」「こわいよ」と訴える。
もし転覆したら…救命胴衣は座席の下にあるって書いてある。ちゃんと人数分あるのかな? 隣の人が慌てて2人分持ってしまったらどうしよう。…隣の人よりも先に私が取ろう。バッグはもう捨てるしかないね。大事なものも入ってるけど、バッグを斜め掛けしたまま泳ぐのは無理だ。岸を目指すよね。泳ぐよりも何かにつかまって浮いてる方がいいかな。でもそうするとどんどん沖へ流されてしまうかも。あそこの岩まで行ければいいな。
すごいリアルにあれこれ想像する。
なんとか大門・小門に着いたけれど、私はもう帰り路の心配をしている。おまけに「本日は波が高く係留が困難なので上陸はありません」って。
なんですと~~~~! 恐怖は休憩も無く継続なのね~~。それならそれでいい。早く港に着いて~~~。
復路はもう景色も見ず、観光アナウンスも上の空で、転覆時のシミュレーションを頭の中で繰り返す。
やっと港に着く。横の女性が拍手したのは、きっと彼女も「無事に帰れるんだろうか」って心境だったんでしょう。
腰がくだけて立てないかも・・・と思ってたけど、ちょっとふらつきながら降りられた。
「こわかった~~~~こわかった~~~~~ほんとこわかったよ~~~~。上陸も無いと分かってたら乗らなかったよ~~~。1800円も出して怖い思いしただけだ~~~」と 他のお客さんや 次の船を待ってるお客さんに聞こえないように、小さい声で言いました。