佐藤寿人(サッカー)

2018年6月 7日 (木)

言葉が無い・・・

 後半、ベンチ横でアップしていたメンバーに「寿人!」と声がかかった瞬間、私は夫と顔を見合わせ、私の後方からも「寿人ぉ!」「ひさとっ!」と歓声があがった。
 
 ユニフォーム姿でピッチを駆け回る姿 久しぶりに見るなぁ~。
あの前傾姿勢になる瞬間も☆
 
 どうかどうか寿人にゴールを!!!
 ヒサ婆の自己中な願いは 途中から「寿人じゃなくてもいい。誰でもいいからゴール決めて!」に変わった。
 延長戦で寿人のプレーを長く観られるのは嬉しかった。
 …でも 決着がつかず『PK戦突入』がちらつき始めると 私は落ち着かなくなってくる。
 いよいよPK戦!となった時は、チーム全員が集まっているのを凝視。
誰が蹴るの?
誰が蹴るの?
 コイントスにより、アウェイ側のゴールでの勝負が決まる。
 ん~寿人キャプテン、すでに運が無かったか…?
いや、熱いサポーターの目の前で蹴るよりも 相手サポーター前の方が余計な緊張しなくてもいいのかな。
 
 センターラインで並ぶ両チームのメンバー。
そこでも私は寿人がどの位置に立っているのかを必死で探す。
 股関節をほぐすように片足を上げてほぐす寿人を確認し、寿人蹴りそう…と思ったら、もう胸がドキドキし始めて苦しくなる。
 
 シャビエル選手の綺麗なゴールで始まり、グランパス側は次々に決めていく。
隣で夫が「よっしゃ!」と拳を握るのを目の端でとらえながら 私はドキドキドキドキ…。
 ミッチ選手が1本止めて、俄然 優位に。
 そして5本目の寿人。
 
 ああ、この時の私の混乱ぶりが 今も悔やまれる。
 それまでのドキドキとは逆のドキドキが混じった。
『ここで寿人が決めたら、まるで寿人が勝ち取ったような錯覚するよね。寿人 美味しいよねぇ~~~♪』
 ゴールを決めてチームメイトが駆け寄り 誇らしげに拳を突き上げる寿人の姿を想像してしまった。
 こういうのが似合うんだよねぇ~~♪ 寿人 モッテルもんねぇ~☆
 
 私は寿人のPKをいつも見ない。
心配で怖くて、現地でもテレビ観戦でも 目をきつく閉じて その上 両手で顔を覆ってうつむいて ひたすら「どうか決めて」と念を送る。
 
 なのに・・・なのに・・・ゆうべに限って・・・。
 
 だって久しぶりの寿人のPKなんだもん。(どらくらいぶりかさえも思い出せない)
放送でリプレイも見られないし。 この目に焼き付けておきたいじゃない。
「今日は見る!」と夫に宣言して 眼を開いて見つめる。
 
 うそぉ~~~~~~。
 相手キーパーに防がれてしまった。
「どうしよう」「どうしよう」「どうしよう…」 私の口から出るのは この言葉だけ。
 
 続く、ワシントン選手も同じように防がれ、相手チームの5本目が決まったと同時に グランパスの負けが決定した。
 どうしよう…どうしよう…どうしよう。
呪文のようなつぶやきと共に目が潤む。
口も鼻も両手で覆って どうしよう…と考える。
 
 まるで降格が決まったかのような気分。
2007年、サンフレッチェ広島が降格した試合を 私はスカパーでしか見ていない。
もちろん、2016年 グランパスが降格決定した試合も知らない。
 降格じゃないんだからね。
それと同等に語る事じゃないよ…。 そうだけど…。
 
 バックスタンド側から挨拶に回る選手達。
ゴール裏では 当然 叱咤されている模様。
 キャプテンとしてだけでなく、夕べは『大事な場面でPKを決められなかった』責任を痛感してただろうな…。
 メインスタンドへ回って来た時 さすがに拍手するのは躊躇した。
 そしたら後ろの方から「寿人! 次だぞ!」「寿人 頼んだぞ!」と男性の声。
私はそれに救われた。
 
 帰りのトイレで『チャーミングで明るくポジティブなサポーター』のかわいこちゃんと遭遇した。
「ごめんねぇ…」と涙ぐむ私を抱きしめてくれた。
 
ヒサ婆に どんな力があるんだろうか。

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2018年5月28日 (月)

ここちゃんと「ファン感」♪

 昨日は、グランパス2018ファン感謝デーでした。
 寿人を見たくて2年目の参加。
 
 今年は ここちゃんとカッカもお誘いした。
 
 炎天下の入場待ち行列…。 車椅子の方が倒れる心配が無い。でも ここちゃん達が心配。
 
 私は寿人見たさや ここちゃんが一緒の嬉しさで頑張れるけど、そこまでの執着の無いここちゃんを無理やり連れて来たからなぁ…。
 そんな心配もよそに、ここちゃんは凍らせたペットボトルを溶かすのに夢中。

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 シャカシャカと振っては溜まった液体を確認してにっこり。

「そんなに頑張って振ると(酸欠起こしそう)疲れるよ。あ~一口か二口でなくなるねぇ」

 可愛く飲んで「二口だった♪」

 暑さと全然始まらない入場で嫌になっちゃうんじゃないかと思うのに、無邪気な笑顔に救われる。

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 無事入場し、寿人の「UCCコーヒー講座」の待ち行列でも 嫌がるそぶりも見せず(気配り・思いやりのあるここちゃんなんです~) UCCの方がご厚意で配ってくれたコーヒーを片手に、プログラムを吟味する。

 想像で読む漢字が正解してるので、おおよその中身も理解できる。

 車椅子で座っていられるとはいえ、じっと待たなければいけないのは大人も苦痛。

でも ご機嫌なここちゃんの笑顔やおしゃべりを聞いてると和む♪

 UCCコーヒー講座が終わると 私はすでにぐったり。

車椅子じゃなかったら倒れてる。

 夫がメインスタンドの席も確保したけれど、去年よりも競争率が高かったらしく、早く行った割に端っこだった。

 おまけに私は、ステッキで階段を下りる(下りられるように わざわざ上段を確保したのに)のが もう怖くて怖くて断念。

 せっかくの「グラ笑点」も最上段からなのでよくわからず、大画面を通してみるだけ。

 

 寿人が「低迷してるチームを応援してくれるファンを楽しませよう」と 自分のキャラに無い事を頑張ってしてるのだけはわかって、涙ぐんだりした。

 帰宅後、あちこちでアップされた「グラ笑点」の動画は、面白かった~~~!

 

 ここちゃんとカッカには、天然芝も体験してほしかったの。でもプログラムの時間帯の都合であきらめる。 

 ここちゃんが楽しみにしてたビンゴ大会も カッカと夫が並びに行ったけど、ビンゴカードはすぐに売り切れ。

 なかなか予定通りにはいかない。

 私がスタンド最上段で「グラ笑点」を眺めてる間に、夫は ここちゃんとカッカと3人で「スタジアム探検ツアー」に参加。

 普段は入れない場所へ行けて、夫も初体験。

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 これはマッサージ受けるベッドかな(カッカにもらった写真)。 こういうとこで面白可愛さ爆発のここちゃん^^

選手ロッカーでは、寿人のユニフォームの前での一枚も。

 そしてなんと、ここちゃん、ガチャの1回目で 寿人のストラップを引き当てました~!

 以前から 私が呼ぶように「寿人」とは呼び捨てにできず「佐藤さん」と呼んでたここちゃん「佐藤選手」と呼び方が変わりました^^

 お仕事体験のコーナーでは、TOYOTAのキャップを被り作業着を着て(これがまた妙に似合ってたんだわ~)ミニカー作り。

 うまく作られた体験コーナーで、最後は自分で色付けしたミニカーが「ちゃんと走るか」確認作業をして終了。

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 帰りの車内では プログラムの写真を見ながら 選手の名前を覚え・・・そのうち、タオルマフラーで顔を覆い始め・・・カッカの手をとり・・・眠ってしまいました(笑

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 ここちゃんは、本物のおばあちゃんちでも寝ないんです。 でも この時は耐えられない睡魔に襲われた模様。

 あれだけ日を浴びて 人混みの中に居て あっちやこっちへ移動してたから疲れるよねぇ。

 でも私が写真を撮ってるのに気づくと・・・

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 笑いを誘うコーディネイトに変更し、カッカの帽子の下で笑いをこらえている顎が写りました。

  週末の宿題の中に「日記」もあり、グランパスのファン感謝デーに行った事を書いたそう。

 一番 楽しかったのは「ミニカー作り」だったようだけど「佐藤選手を応援しています」と締めくくる気配りも忘れないここちゃんなのでした。

 

 

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2018年5月17日 (木)

たのしかった!

 こういう時は、あえて名古屋弁で言います。
たのしかったぁ!
 スタメンを見た時「あ~ また こうやっていじりまくるんだ…」と 監督采配に落胆したサッカー無知の私。
  スカパー観戦なので、PC画面のように近づくわけにいかず、背番号さえも不鮮明なまま観る。
 
 
 ところが! なに これ? 
 ちっちゃい子達(だって体も小さいんだもん)が 走る事走る事!
 引き込まれてしまい、テレビの近くに座椅子を置いて前のめりで見るはめに。
 暑さの為に開けた窓から「きゃぁーーー!」「よし!」「そう!」と叫ぶ声が近所に聞こえてるかも…と 時折 気遣いながらも、興奮が抑えられない。
「〇〇いいじゃん!」
「△△ よぉ 走っとる!」
 ボールを奪われても、次から次へと白いユニフォームが現れて相手ボールの行く手を阻む。
 お、そこにも居たか!
 あら、まだ次が居るじゃん!
 おぉ、諦めなかった! 奪われたボールは必ず取り戻す。
 そして自分たちのパスも面白いように繋がる。
 昔、広島の試合を観てて すごーく楽しかった時がこうだったなぁ。
 時間経過と共に、顔が自然にほころんでしまって
「〇〇 走っとる走っとる!」
「そぉう!!」
「よっしゃ!」
 久しぶりの勝利。
 それもチーム全体が躍動して勝ち取った4ゴール。
 プレーしてる選手達も楽しかっただろうなぁ。
 
 その中に寿人が居ないのは寂しかったけれど…。
 去年から晴れてグランパスファンになったものの、寿人の居ない試合は、勝敗に関係なく穏やかな気持ちで観られるという、無責任ミーハーファンの私。
 でもこの試合は見ごたえあった! 見てるだけでエネルギーが貰えたみたい。
 中断期間前の最後の試合は20日。
 
この勝利をリーグ戦にも繋げたいなぁ!

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2018年5月14日 (月)

「名古屋弁」考

 NHK朝ドラ「半分、青い。」が 毎日の楽しみの一つになっています。
 出演者さん達の岐阜弁(名古屋弁と同じイントネーション)が どんどん上達している(上から言ってますぞ)のが楽しい^^ 
 
相変わらず「ん~ そこ違うんだよ~」と テレビの前でダメ出しもしていますが。
 何を隠そう、私が朗読や音訳ボランティアで 長年注意されていることの逆ですからね~。
 
 さて、そんな中、スカパーで、寿人と岩政さんの対談が前後編放送されまして、後編の寿人の発言の中に 名古屋弁のイントネーションを聞いてしまった!
 いや ここはあえて言いましょう。
「聞いてまった!」
 
「え? 今『何できるか』って言った?」と 思考がそちらに行ってしまってる間に、次の『名古屋弁イントネーションと思われる』フレーズが来てしまい、後で録画を見直したわよ。
 
 何ができるか
 
 標準語(近頃は共通語と言うのかしら)では 「なに」が高くて「が」で下がる…はず(ちょっと自信ない)
 でも名古屋弁だと「なに」よりも「が」が高い。・・・これは自信ある!
 
 寿人 確かに「なにできるか」って言ったよねぇ。
その直後も「楽しかった」と言ったよねぇ。
標準語では「たしかった」(のはず…自信ない)
 
 先日も 市の広報の音訳ボランティアで、標準語を綺麗に話せる(普段は名古屋弁も使う)お姉さまから「花桃さんは、なんでそんなところでって所で名古屋弁が出ちゃうよね」と笑われたばかり。
 そう! 長年 指摘されて気をつけるようになった部分は無事に読めたのに、変に意識し過ぎて『これは名古屋弁かもしれない』と思って回避したのが かえっておかしなアクセントになってしまう事があるらしい。
 
 なので「たのしかった」も 私の意識過剰かも。
 
 グランパスには、名古屋(近郊も含む)生まれ名古屋育ちの選手は多くないので、日々の練習などで名古屋弁が飛び交う事は無いと想像する。
 
 となると『正しい名古屋弁を話せるグランパス君』から伝授されたのかなぁ。
まさか、イベントなどで一緒になるK市長さんから伝染した?
飲食店などの店員さんとの会話で 自然に染まってるとしたら それは嬉しいなぁ。
 
『やってまった』続きのグランパス。
『まぁ~かん』である。
 
 寿人が『みんなも僕も でぇら頑張ったで、V字回復できて良かったがね』と 言える日が来ますように!

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2018年4月27日 (金)

どうしたら勝てますか…

 
 25日 水曜日 今日 勝たないと本当に大変な事になる! のパロマ瑞穂スタジアム。
 
 試合前には レミちゃんと念入りな『寿っちゃん会議』 (非公式につき内容も非公開)
寿人が今季初のリーグ戦先発なので、少々浮かれ気味のお婆ファン二人。
 
 最後は「私たちの応援なんて何の力にもなってないかもしれないけど、それでも応援する気持ちの一粒にはなるもんね!しっかり応援しようね!」と握手をして別れる。
 
 スタンプラリーで貰った招待券で、一緒に仕事をしている友達とご主人(昔は ご主人がサッカー好きで二人で観戦していたが、もう何年もご無沙汰との事)もお誘いした。
「久しぶりの観戦でワクワクしてる。寿人選手のチャントも練習中」と数日前にはメールを貰ってる。
 
 
 私は去年グランパスファンになってから、試合中のチャントには手拍子で参加し、鼻歌程度にハミングはしてた。
 歌うのは寿人のチャントだけ。それも小さな声で。隣の夫にやっと聞こえる程度…。
 
 でも この日は一生懸命に全部のチャントを歌ったわ。
 
 そして気づく。
私って喉も老化してて、大きな声が出せなくなってる!!
 高校生の時、友達の男子校の文化祭に行き、彼(彼氏に非ず)のギター演奏のステージの観覧席から「〇〇くーん!」と大声で叫び、会場をどよめかせた私なのに…。
 
  あれからウン十年、声はかすれ、おまけに音程も一定に保てなくて、それでも一生懸命に歌ったよ。
 グランパスサポーターの見事な応援チャントの中の微粒子になると信じて。
あの応援が選手の「もう一歩!」「もう一回!」を後押しすると信じて。
 
 そして失点…。
普段からネガティブな事を絶対に言わない夫が思わず「あぁ~ またかぁ」とつぶやく。
 敗戦続きじゃなければ、最初の失点でこんなに落胆する事も無いんだろうけど、今のグランパスは これが辛い…。
 
 夫も隣で一生懸命手拍子する。
 
 前半途中からジョー選手が一人だけ早めのアップを始め「寿人か…」と私。
「いや、〇〇でしょう」と夫。
 …寿人の交代だけはかなりの高確率で当てるサッカー無知の私でございます。
 
 後半開始、ジャージに着替えてベンチに戻って来る寿人が足を庇って歩いてた。
あぁ…また足を傷めたんだなぁ…。
 
 シャビエル選手がボールを持つと…ジョー選手にボールが渡ると…誰かがボールをカットして相手ゴールに向かうと…何度も何度もスタジアムが湧いた。
 メインスタンドの手拍子も大きくなる瞬間が何度もあった。
 私もかすれ声で、音程も外しながら、ずっと歌った。それしかできないもんね。
 
 1-3で敗戦。
 
 バックスタンドの方から挨拶に回る選手達…足取りは重いよね。
 
 ゴール裏への挨拶で どんなやり取りがあったのかは 私にはわからなかった。
 メインスタンドに向かって歩いてくる選手達に「よくやった!」とは言うわけにいかず。
「お疲れ様でした」なんて おためごかしもはばかられ。
 泣き顔で拍手するしかなかった。
「しんどいね」「まだ頑張れるよ」「信じてるからね」「応援するからね」
そして寿人には「足は大丈夫なの?」の想いを込めて。
 
 2016年秋、寿人のグランパス移籍直前の予知夢のラストシーンでは、選手バスの中の寿人と私は手話で会話したんだけど 本当に手話で伝えられたら…と思ったなぁ。
 
 気づいたら、必死で叫んでた。
「ひさとぉー!」
 もしかしたら こうやって声を出したのは初めてかもしれない。
 
 夫も隣で同じように「ひさとぉー!」と 私よりは太く通る声で呼んでた。
メインスタンドの後ろの方からも たくさんの声がかかってたから、その中の一粒になれたらいいな。
 
 件の仕事仲間とご主人は「勝ち試合では無かったけど、十数年ぶりにスタジアムで応援して本当に楽しかった。年に数回は来たいねと言ってる」と笑顔を見せてくれた。
 スタンプラリー、こうやって新規観戦者を増やす目的にもわずかながら貢献できたかな。
 
 問題は どうすれば勝てますか…。
 選手も監督も苦しんでるだろうなぁ…。
サッカー 楽しくなくなってるかもしれないなぁ…。
 中二日や中三日の連戦とアウェイ戦の移動で 体も疲れてるでしょうけど、勝てない試合が続けば、その疲労感は倍増してるよね。
 
 出口が見えないまま 闇雲に走り回ってるだけのような感じかもしれない。
 
 なんにもしてあげられないよ・・・仏壇にお参りしてるだけじゃ何もならないかな。
 
 
 
 

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2018年4月17日 (火)

神様は見ている

 
 連敗中の名古屋グランパス…。
 実は『チームの勝利よりも寿人のゴール』を願ってしまうダメダメなヒサ婆でも、これはちょっと苦しい。
 キャプテン寿人であっても、出番が少なくプレーで引っ張れない分、チームメイトを鼓舞するのも難しいだろうなぁと想像する。
 そんな中で、11日(水)の仙台戦で ジョー選手のPKの裏側にあったいい話を知った。
 ジョー選手のシュートが相手選手のハンドを誘い得たPKだから、当然 蹴る権利はあるものの、本当はその日は長谷川アーリア選手がPKを蹴る事になっていたそう。
 でも寿人がジョー選手に駆け寄り「大丈夫だから頼むぞ」とポルトガル語(話せるんだ!?)で声をかけて ジョー選手が見事にPKを決め、その後、ジョー選手がもう1点。
 鳴り物入りで加入して 期待に応えられていなかったジョー選手には良い起爆剤になったと思う。
 ジョー選手を思いやり、寿人も立ててくれてPKを蹴る権利を快く譲ってくれた長谷川アーリア選手にも感謝。
 そんな嬉しい話を聞いて 私も言いたい。
 前半 交代(させられた)深堀選手が戻って来る時、私はスタンドから見ていて可哀相で(失礼な言い方かも)抱きしめてあげたいような思いがしてた。
 交代した選手はベンチの端から握手かタッチか(お疲れ様の意味だろうね)をするんだけど、一番奥に座ってた寿人が誰よりも早く立ち上がったのが見えた。(他の選手は座ったままだったと思う)
 そして全選手とタッチを終えて来た深堀君を 立って出迎えた寿人が ポンポンとした。
「よく頑張ったぞ」なのか「次こそ頑張れ」なのか…とにかく思いやりを感じる所作だった。
 自然にそういう対応ができるのは 年の功もあるかもしれないけど、寿人の持って生まれた気配りや思いやりなんだろうな。
 広島時代、寿人が若手にクロスを上げさせてシュートする居残り練習をしてたのは有名な話。
「このタイミングで」
「ここに出せ」
細かく要求して それに応えるべく何度も繰り返し蹴ってたと聞く。
 試合中、ボールを持ったら「まず寿人を見る」のが暗黙のルールだったし、寿人に良いクロスを上げられるのがレギュラー獲得の早道だと、私は思ってた。
 
 そして寿人の居残り特訓の効果は、もちろん寿人のゴールにも直結してたし、アオちゃんや航平君を成長させたとも思ってる。
 
 グランパスで 寿人が「俺に合わせてクロスを上げろ」って居残り練習するのは…残念だけど無理かなぁ。
 今は「ジョーが打ちやすいように上げろ」って練習すべきなのかな。
 でも そんな勝手な居残り練習をしたら 監督への造反になっちゃうのかな。
 などと、サッカー無知・ど素人・運動音痴のヒサ婆が ちょっぴり考えてみました(汗)
 
 明日のルヴァン杯、広島戦。
絶好調、首位独走の広島が相手…。
 ここで何とか修正し、気持ちを切り替えられるような結果(=勝利)が欲しい。
 寿人だって、他の選手達だって「そこそこ試合に出てればいいや」とか「練習してるだけでも給料はもらえるんだし」なんて思ってない。
 誰もが勝ちたくて勝ちたくて、自分のプレーで勝ちたいと思って頑張ってるに違いない。
 わかってるから安易に「頑張れ」と言うのが辛いけど、でも頑張るしかない。
 寿人の思いやりの裏にある熱い闘志も信じたい。
エゴイストが許されるFWというポジションで、チームメイトを気遣わなければいけない矛盾。
 若い選手を思いやる優しさを神様は見てるよね!
 寿人のゴールで「うおぉぉぉーーー!」と雄たけびを上げ、スタジアム全体が盛り上がり、ピッチの選手たちが更に躍動し、久しぶりの勝利に
♪なごやー 俺らの-♪と 声が裏返りながら歌う寿人を見せてください!
 
 

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2018年3月15日 (木)

センチメンタル 広島の夜

 
 寿人がグランパスに移籍後、初めての広島との対戦。
 
 数日前から、広島の友達とメールをやり取りしてた。
・寿人が1ゴールして、広島が3点とって勝つのがイチバンいい
・寿人にゴールはさせない。それが礼儀
・寿人は見たいけど、赤い寿人を見るのは辛い
・しばらく観戦してなかったけど、寿人が見たいから行く
・寿人ゴールは見たいけど、どんな気持ちになるかわからない
 
 それぞれが全く違う想いだけど、根底に寿人への愛があって 読む度にベソベソしてた。
 
 私も1年数ヶ月ぶりの広島。 単身車椅子は6年ぶりくらいかな。
 
 一昨年まで 開幕すると「また今年もよろしく」な感じで 友達と待ち合わせて前日練習を見学し、ランチしておしゃべりして、夜はまた別の友達と食事して…私にも思い出がいっぱい。
 
 寿人ファンで今も頻繁に連絡しあう小春ちゃんは駅まで来てくれた。
 
「久しぶりなんだけど、そんな感じがしないね」
 1年も会わない事なんて無かったなぁ。
 私の中でも『昨秋 最後の試合に来て 年が明けて開幕』みたいな感じ。
 でも広島駅は綺麗に改装されてた。 時間は間違いなく流れてる。
 
 スタジアムで待ち合わせた友達は 全員が会うなり
「ほんとに赤なんじゃね(広島弁でこんな感じだったかな?)」と 私をまじまじと見る。
そっかぁ…寿人の赤いユニフォーム同様、私の赤も違和感あるんだねぇ。(ええ、ええ、確かに朱赤は自分で似合わないと思ってた色)
 
 小春ちゃんと 選手バスの入り待ちをする事に。
一昨年まで 紫のバスをお迎えしてたのと対角線上の場所。
 遠い場所から サンフレッチェの太鼓の音が聞こえてくる。
あぁ、2年前までは 私もあの中に(端っこの方だけど)居たんだなぁ…。
 
 紫ユニで「こんなの着てると寿人が困るかしら」と心配する小春ちゃん。
アウェイサポーターから少し離れた場所でバスを待ってると…ぱらぱらぱらと人が増えて来る。
 どの人も紫ユニの上に何か羽織ってる。
 みんな寿人を早く見たいんだね。 お迎えしてくれるんだね。(ちょっと涙ぐむ)
 
 グランパスサポーターが入場してしまうと、バス待ちは『隠れ紫』ばかりに。
グランパスサポーターは、サンフレサポーターほどバス待ちに熱を入れてないのかも。 
パロマ瑞穂でも それほど多くないし、豊田スタジアムは どこでお迎えしてるのかさえも私は知らない。
 
 そしてグランパスのバスが来る。
窓ガラスが黒くて 私の目では誰がどこに座ってるのか判別不能なんだけど、小春ちゃんにも見えなかったそう。
 
 スタジアムの所定の位置に駐車し、選手が降りて来ると同時にシャッターが閉まり始める。
どんどん低く狭くなる視界に合わせて 何とか寿人を見られないかと屈んでいく隠れ紫の人達…涙ぐむ私。
 
 別の友達と会う為に、ホームゴール裏に繋がるエリアまで走る。
車椅子だと こういう時 便利。 だって自転車みたいなんだもん。
転倒の心配しなくていいからストレス無いし。
 ホーム側まで赤いレプユニの私が行っていいかな…と ちょっと思いつつ、袋叩きにされる事もなく到着。
 
 その頃、スタジアム内ではアウェイチームの選手紹介が始まってて、ポジション・背番号・名前が順番にアナウンスされる。
「フォワード 背番号11 佐藤寿人~!」 
ホーム側から拍手が起きるのを間近で聞いた。こみ上げる。
 
 待ち合わせた友達から少々ショッキングな情報を聴き、動揺したまま所定の席に戻る。
 
 懐かしいスタジアム…年に5~8回の観戦を11年だから70回以上はここに来てる事になる。
 
 私でさえ感傷的になるんだから、寿人はもっと懐かしくて複雑だろうな。色んな事を思い出し考えるだろうな。
 
 懸案の「赤い寿人」は、アウェイユニで白でした。
 試合前のアップが終わり、選手が一旦 引き上げる時、メインスタンドのホーム側から「寿人ぉー!」「寿人!」「ひさとー!」と たくさん声がかかった。
 また鼻をすする。
 
 試合開始。
 
 聞きなれた広島のチャントがこだましてくる。
寿人も聴こえてるよね。 
 スタンドのサポーターを両手を揚げて煽り、盛り上げてたシーンがよみがえる。
 どんな気持ちでプレーしてるんだろう。
 さっき聞いた話と重ねて何度も涙ぐむ。
 
 試合は1-2で グランパスは勝てなかった。 寿人のゴールも無かった。
 
 勝ったサンフレッチェサポーターの喜びの時間が終わった時、スタンド下からカメラマンさん達が駆け出した。
 
 あ、寿人が挨拶に行くんだ!
 広島のゴール裏に大勢のカメラマンさんに囲まれた寿人が立つのが見えた。
メガホンで何か喋ってる。 スタンドから「わぁっ!」と笑い声が上がるのが聴こえた。
バックスタンドの人達も ゴール裏に向かって ぞろぞろと移動してる!
 
 そして♪さーとーおー ひーさと ららら・ららーらー♪が始まった。
寿人ファンとしては『こんなに愛され続けてる』のが嬉しく幸せな事。
 
 でも…グランパスファンとしては 別の気持ちにもなる。
 
 嬉しいのか悲しいのかわからないのに、さっきまでこみ上げたり鼻をすする程度だったのが とうとう嗚咽してしまった。
 広島のゴール裏へ挨拶には行くと思ってたし、行ってほしいとも思ってた。
でも…あれは長すぎるよ。 盛り上がり過ぎるよ。
 ひぐっひぐっひぐっ…。
 
 アウェイユニの白なので、広島時代のアウェイユニと似てなくもなく、ゴール裏の前に立つ寿人の姿は 昔見た姿とダブる。
 
 ああやって、勝利の後、若手選手の劇場に参加したり、サポーターを煽ったりしてたなぁ。
 
 勝てなかった事・寿人ゴールも無かった事も 広島の夜をセンチメンタルで包んでしまった。
 
 テレビの代表戦で寿人に一目惚れし、夫と初めて広島に観戦に来た秋、広島駅を発つ時「ああ、寿人の住む街とお別れなんだ…」と すごく寂しかった。
 当時私は40代後半で 寿人に恋してるとこもあったから。
 
 あれから時を経て、私は『おばさん』から『おばあさん』になり、寿人への恋心は いつしか親心に似たものになっていた。(子供を産めなかったから本当の親心は知らない)
 
 大好きな広島の街から 寿人は名古屋へ帰らなきゃ(行かなきゃ?)いけないんだなぁ…と想像して また胸が詰まる。
 
 広島の街のあちこちには、日々成長を感じ、充実し輝いてた頃の記憶もちりばめられてるよね。
 そんな事も寿人は思い出してるのかなぁ…。
 
  考えたら、今は試合が終わったら、私の住む地方で会えるんだから 私は寂しく無いはずなのに。
 
 時間も空間も 私の中で歪む。
 
 数年前の私が 広島のどこかに居るような・スタジアムで赤いレプユニの人を見ると、この1年 一番身近だったはずなのに「あ、グランパスの〇選手のユニだ」って 向こう側に感じたり…。
 
 ん~~これは認知障碍の始まりなんだろうか? (冗談じゃなく ちょっと本気)
 

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2018年3月 9日 (金)

「ばんざーい」しちゃうよね

 7日、寿人がスタメンで出るらしいので期待や心配を胸に出かける。
 前日の公式ネット情報でも マッチデープログラムの表紙は寿人だったし!
 
 家を出る前に した事。
「寿人ゴールする!」×3回  声に出して言う。
 
 「言霊」とか「常にポジティブな言葉を口にしなさい」…って、ずっと言われてる事で 納得もしてるんだけど、私はどうしても心配が先に立ってしまって
『本人もすごく気合入ってるけど、空回りしたら…メンバーも不慣れかもしれないし、寿人は連携で活きる選手だからなぁ…』と、ネガティブな事が 頭に渦巻いてしまう。
 
 だからあえて言葉に出してみた。
「寿人絶対にゴールする!」
 そして次に思ったのは…寿人ゴールして 私泣くなぁ~。
 
さて、その試合は…キックオフ早々に失点。
あぁぁ…。
 続けて失点。
ひぃぃ…。
 立て続けに3失点目。
うそぉ…。
 
 なんかむごい。
 ゴール裏のチャントが止む。
「なんか歌ってよ~~~泣」
 
 前半で4失点。
 引き上げて来る選手たちに『まだまだ! 後半 頑張れるよ!』の想いを込めて拍手するけど、届いてないだろな。
 実は私も あぁこの調子で後半も こてんぱんにやられちゃうんだろうか…と思ってしまってたから。
 
 寿人は、早々に足を傷めたように見えたし。
ワントップかと思ってたら、そこには大垣君が居て、寿人は自陣深くまで戻って守備してる時もあり。
 
 え~ そんなに長距離走り続けたらもたないよ…。
 そんなところに居たらゴールが遠すぎるよ…。
ヒサ婆は、大好きだからこそ厳しい時と 寿人優先の見方をして甘い時がある。
 
 後半、メンバーが交代して プレーに勢いが出来たように見えた。
 
 寿人はテーピングが見え隠れする右足で サイドを何往復も走ってる。
太腿 痛いんだろうな…ずっと走ってしんどいだろな…でも頑張れ…頑張れ…頑張れ。
 
 その瞬間は突然来た!
 
 左から、オシ君がパス出したなぁ…あ、寿人突っ込んでる…ゴール!!!
 
 ほんと私 サッカー見る目も無いし、網膜症で見えにくいのもあって、色んな事を見落としてるのに、寿人がゴールする時だけは よく見えてるんだよねぇ~。(寿人にゴールしてほしいという願いの強さで そう見えちゃうのかな)
 夫が半信半疑で居る横で「やった! 寿人!」と 胸の前で手を叩く。
 
 寿人がゴール内のボールを掻っ攫ってセンターラインへ走る…見慣れた、でも久しぶりのシーン。
 もうその時は、私、両手を揚げてバンザイ。
その自分の姿をふと客観的に見て『万歳を覚えたばかりの乳児みたい』と思った事でした。
 両腕をビシッと伸ばした力強いバンザイじゃないのよねぇ…。
 
  そして案の定、寿人のゴールは 私が「打て!」とか「それっ!」と言えるタイミングでは無く、突然なのでした(苦笑)
 
 1-4で惨敗なので 寿人ゴールを単純に喜ぶわけにはいかないけど、とにかく良かった。
 
 寿人ゴール 不思議に泣かなかった。
 ただ帰り道は じわじわと興奮していて、いつもより高めの声で しゃべり続けてました。
 
 0-4で負けるのと 1点でも返して 1-4にしたのでは、こちらの気持ちも全然違うよねぇ。
 それは寿人ゴールだったから…かな。
 レミちゃんと私だけかもね。
 
 

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2018年3月 6日 (火)

やっぱりいいなぁ~☆

 
 3月3日 私の誕生日。
 
 その日に計画された高校のクラス会の連絡を随分前にもらった。
「Jリーグの日程が出てから返事するわぁ」
「一応 欠席にしておいて。試合によって突然行くから」と いつもの我儘返事。
…のちに
「瑞穂だったら終わってから行けたけど、豊田なのでやっぱり欠席~」
 もし瑞穂だったとしても、今の足の状況だと 試合終わってから行くのは無理だったかも。
 
 クラス会<グランパスの試合
 
 だったけれど、寿人は出ない可能性が高い。
 なんだかなぁ…。
 
 せっかく買ったシーズンチケットの前の方の席も 車椅子では行く事ができず、最後列。
なんだかなぁ…もったいないなぁ…。
 
  頑張って階段だけステッキで降りる事はできそうだけれど、途中でトイレに行きたくなったら困るんだよねぇ…。
 結局、この日 試合中に2度もトイレに行き『あぁ、無理してステッキで降りなくて良かった』だったのでした。
 寒い時期は トイレ我慢できないなぁ…これも加齢のせいか。
昔は 試合直前にトイレに行って『さあ、ここから最後まで我慢するぞ!』で済んだのにねぇ。
 紙おむつを使用する事を真剣に考えてはいる。
 
 さて、前置きが長くなりましたが…。
 
 J1復帰のホーム第一戦。 すごい人人人!
グランパス フロントがすごく頑張ってるなぁ…と感心する。
 
 2018年の新チャントにも驚いた。
いいじゃーーーーん☆彡☆彡☆彡 なにこれ? すごく素敵!
後で、原曲がある事・某チームとかぶってるのを知り ちょっとがっかり。
サッカー無知の私は『私なら拙くてもオリジナルがいい』と ず~~~っと思ってるので(苦笑)
で、某チームのチャントをユーチューブで聴いたら…うふふ、グランパスの方が断然いいわ^^(身びいきだね)
 
  続いての楽しみは、キックオフ前のプロモーションビデオ(と言うのかな?)
去年は寿人が出るから文句なしに楽しみだった。
今年はどうかなぁ…。
 
  うぉ! 寿人の存在感あり!
 
 それだけじゃなくて、グランパスの映像センス 私 好きなんだよねぇ~。
 昔、1年に1度、対広島戦で豊田スタジアムや瑞穂スタジアムに来てた時も いつも注目してた。
 
 いつだったか、炎が画面全体に吹き出すようなオープニングで どどどどど…!みたいなドラムがどんどん大きくなるBGMのが忘れられない。
 迫力があり闘志がわき上がるようで、敵ながらあっぱれと感動したっけ。
 
  晴れてグランパスファンとなった去年は、寿人と共にJ1復帰を目指す想いで胸がいっぱいになったなぁ。
 
 2018年は・・・あぁ・・・やっぱりいいわぁ!!
 
 ミュージカルの観劇中、ストーリーの途中の歌やダンスが終わった瞬間、客席から拍手が起きる事がある。
私も(つられて)拍手するけれど、すごくすごく感動した時は
「素晴らしかった!」「良かったよ!」「ありがとう!」の気持ちが溢れて、必死で拍手する。
 この日の拍手はそれだった。
 すごく良い物を見せてもらった感じ。 また見たい。
 
 そしてJ1。
あぁ、グランパスが居るべき場所。
相手チームにも 無知な私でも知ってる選手がいっぱいいる。
寿人が居るべき場所。
 
  最後列からだと、ピッチ全体は見えるけれど、私の視力だと選手の判別がやや難しくなる。
 寿人だけは見えるんだけどね。
 それでもね、1年間応援してると、寿人以外の選手の事も どんどん好きになるし、心から応援したくなる。
 
 そして 1年前とは全く別のチームになったのを 私でも感じる。
 
 チャントに合わせて手拍子やハミングしながら、一週間前 ダゾーンで観た時と同様に、スピード感も連係も素晴らしくて「すごいすごい!」という気持ちで何度も必死で拍手してしまった。
 
 ジョー・シャビエル・亮太選手がボールを持つと スタジアム全体が「おおぉーーーー」とどよめく。
 広島時代、寿人にボールが渡ると こうやってスタジアムが盛り上がったよねぇ。
 
  1点を守ったまま、後半アディショナルタイム。
寿人が投入された。
 
 寿人頑張れ! 寿人頑張れ! そう思っただけで涙が出る。
 
 時間稼ぎ交代だよね…と わかってはいるけれど、それでも「寿人頑張れ!!!」
 
 私の前に座ってた男性が立ち上がり両腕を開いて上げる。
その時は『え~もう勝った気でいるの? スタンド席では最後列だけれど、その後ろに車椅子の私が居るんですけどーーー』と思った。
後で、彼も寿人ファンだと知り、私がこみあげたように、その人も寿人投入で嬉しいのと「寿人頑張れ」で居ても立ってもいられなくなったんだなぁと納得する。
 
 本当に短い時間だった。
 代表戦の後半37分「寿人タイム」の交代よりも短いプレーだった。
 それでも寿人は全力だった。
 
 試合終了後、列になって相手選手と握手していくところに寿人が居る…それだけでも嬉しい。
 
 翌日のネットで、ゴール裏へ挨拶に行く選手達の写真をたくさん見た。
屈託ない笑顔の寿人。
 新聞には、新GKのランゲラック選手と喜び合う寿人の写真が。 ・・・可愛い。もうすぐ36歳になるとは思えない可愛さ。
 
 心の底で思う事はきっとあるはず。
でもチームの勝利を喜び、試合に出られなくても チームの為に自身を磨く事を止めない。
 
 寿人が頑張る限り、私も頑張る。 
 あの素晴らしいグランパスのプレーに 寿人が絡む日を夢見てる。

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2018年2月28日 (水)

燃えて来たーーー(!は付かない)

 股関節の痛みや その他の気がかりな事が重なり ずっと気持ちが晴れなかった。
オリンピックの実況中継も見る気にならず、夫が興奮しているのを醒めた気分で見ていた。
 
 
 今思えば少しずつ少しずつ受容して前を向き歩き始める準備は していたんだろうな。
 
 土曜日、ダゾーンでグランパスの開幕戦を観た。
吹田スタジアムは距離的には『行けるアウェイ』
でも 一昨年の夏に行って、スタジアムからシャトルバス乗車までの長距離徒歩に『もう二度と行かない』と思った。
 でも寿人の居るグランパスだしなぁ…と ちょっとは迷った。
調べたところ車椅子で行くには乗り換えが余分に必要なのがわかり「やっぱり行かない」と。
 不慣れなスタジアムではタクシーを拾う自信も無いし。
 
 で、ダゾーン観戦と相成り、寿人がスタメンじゃないのを知る…。
ジョー選手の加入で ちょっぴり覚悟はしてたから そんなにショックでは無かった。
 交代出場も無く試合は勝って終わった。
 
 ショックでつまらないか…と言うと そうでもなく。
試合は サッカー無知の私が見ていても スピード感があり、選手が連動し、この私が偉そうに
「上手いね」 「いいじゃん!」 「おーすごい!」と 何度も感嘆した。
 
 この感動も 私のレバーを切り替える力になってたんだろうな。
 
 そして日曜の朝刊で 70代女性の投稿を見つけた。
『20年間 頑張って働いてくれていた人工股関節の再置換手術を3月に控えて憂鬱な気分でいたが、箱根駅伝を見て元気が出た。5月には自分の足で大地を踏みしめたい(要約)』
 えーーー70代で再置換? 私 70歳になったら きっともう外出もしないから、その頃 痛くなっても再置換はしないつもりだった。
 それなのに この方は「自分の足で大地を踏みしめたい」と希望に満ちている。
 これを読んだ瞬間、私の心に最後の一滴が落ちて『プラス側』へレバーを切り替えるエンジンがかかった。
 
 ウィィ~ン…ピコーン!
 
 そうじゃん。 私も再置換すればいいんだ。
で、今はまだ足が着けないほどの痛みでは無いから 我慢できる所まで我慢して、最後は再置換がある!
 
 そう閃いたら もりもりと力が湧いて来た。
「燃えて来たぞーーー!」と声に出して、最初に思ったのは『ルヴァンカップ 広島へ行く!』
 
  Jリーグの日程が発表された時、真っ先に広島戦をチェックし、3月のルヴァンカップは『無理』と 即決断してた。
 まだ寒いし夜だし おまけに7時半キックオフでは日帰りできないし、無理無理無理。
 
 ところがプラス側にレバーが切り替わった途端、暑い時期より今じゃん・7時半開始なら宿泊にすれば帰りの新幹線に間に合うかドキドキしなくていいじゃん・平日なら新幹線もスタジアムもいつもより空いてるだろうし・何より行きなれた広島なら車椅子で効率的に行くルートもわかってる・寿人の広島との初対戦は見どころいっぱい・何よりルヴァンカップなら寿人も出るんじゃないか・ファンクラブ(まだサンフレッチェのファンクラブも継続してる)の招待券も使える…と これを行かなかったらもったいない!と思える事柄が次々と浮かぶ。
 
 急に燃え始めた私に「まずホテルをとらないと」と夫。
ホテルもすぐに予約でき、新幹線の時刻表も確認する。 あっという間の出来事。
 
 年が明けてから少しずつ力を蓄えていたんだろうとは思う。
友達の何気ない言葉や真心をキャッチできてた。 新聞の投稿欄の記事に目が留まった。その他の小さな偶然。
 これもすべて神様が導いてくれてたんだろうな。
 
  ただ…件名が「燃えて来たーーー!」でなく「燃えて来たーーー」なのは、私の心の小さな葛藤の現れ。
 日曜日にブログを書いてたら きっと「!」が付いてた。
3日過ぎたらちょっとだけ勢いが落ちた(苦笑)
 
 それでもホテル予約・新幹線指定席購入完了で もう後へは引けない。
 
 2012年に左も人工関節にしてから 最初はステッキで、そのうち 短距離ならステッキ無し(携帯はしてる)で広島へ行く度に「ああ、車椅子でよく来たなぁ…私 よく頑張ったなぁ…もう車椅子で来るのは嫌だわ」と思った。
 
 
 それがまた車椅子で行く事になろうとは…おまけに赤いユニフォームだわよ(驚)

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